ご加護のつく少女は見習いです。【ブラック本丸】 (ページ27)

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廿壱.計画です。ページ27

手入れが終わったので、お部屋に戻りやす。

それぞれに本体を返して、部屋を出る。

ちゃんと目覚めるかな。心配。

薬研「とりあえず、俺っち達が目が覚めるまで見ておく。混乱すると思うから、アンタは部屋に戻って休んどけ。資源があるとはいえ、5、6振り直したからな。…説得もこっちでやっておく。任せとけ。」

　ニ、ニキー！どこまでイケメソよ！かっこいいよ！お菓子あげちゃう！

薬研達にお願いして部屋に戻って待っている事にした。

休んでいる間、失踪した刀がどこにありそうか、とこれからの計画を話し合ってた。

『やっぱり、審神者部屋かな。それか蔵。』

歌仙「審神者部屋は可能性が低い。彼女は兄弟の部屋に行って見せびらかすようにすることが多いからね。」
　考えるポーズをしながら話す歌仙。

蛍丸「俺も、国俊が傷つけられるのを見せられてたから、低いって思って大丈夫だと思う。」

悲しそうな、怒りを含んだ声で話すのは蛍丸。一度や二度では無かったらしい。

小夜「蔵はこの本丸には二つあるよ。でも、一つは入れるけど一つは頑丈な鍵がついてて開けられなかった。窓も全部固くて、入るとなると難しいかも。」

小夜は蔵の情報を与える。おそらくそこにいるだろう。

　だけど、あの審神者が頑丈な鍵をつけてみせないようにするとは思えない。
　誰か違う者がやったのかな？

愛染「あー、あそこ。たしか蜻蛉切さんと大倶利伽羅さんが入ってた。その後は動けなくなってたからわかんねぇけど、どっちかが鍵持ってるんじゃないか？」

愛染の情報により優先するべきものがわかったため、計画を徐々に進めていく。

まずは、どちらかを見つけなければ。