ご加護のつく少女は見習いです。【ブラック本丸】 (ページ12)

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捌.お説教です。ページ12

江「…信じられません。人間など。みな、同じでしょう。」

宗「帰ってくださいよ。何も知らないくせに。もう、声も聞きたくない。」

カッチーン。

『あぁ。そうですか。そうですか。あなた方は人間全てがあんなやろうと同じだとおっしゃりたいんですね。なるほど。理解いたしました。』

宗「じゃあ、」
『ふざけんなぁぁあ！！！』

Aは宗三の言葉を遮り大声で怒鳴る。

江、宗「！？」

『人間が皆あんなクズ野郎と同じ？んなわけあるか。

他の本丸はきゃっきゃっしててとても楽しそうだよ。花丸みてみろよ。
あの長谷部がフンフンいってんだぞ？↞

てか、あんたらも人の身を得ているじゃねぇか。
あんたらも小夜くんを傷つけるのか？ちげーだろ？

大事な兄弟に、仲間にそんな事する奴なんてほとんどいない。

あの審神者はおかしいんだよ。
なーにが、「人間はみな、同じ。」だ。何もわかってねぇのはお前らだろ。

僕を含めた人間のことを何も知らないくせに、何も見ようとしないくせに、そうやって決めるんじゃねぇ。

バーカバーカァ！！』

江「…口が悪いですし、途中なに言ってるかよくわかりませんでした…。」

宗「最終的にばかとしかいってなかったですし。」

冷静に言葉を返される。
Aは精神的ダメージを受けた。2のダメージ。

？？「もう…いいよ。兄様。」

襖が開いた。結局ずっとあいてなかったです。
そして出てきたのは、

片腕がない、小夜くん。

『……初めまして。見習いです。手入れしてよろしいですか？』

小夜「分かった。でも、その後は、兄様達も直して。」
そう言って刀を出してくれる小夜くん。

『承知いたしました。』

手入れ～

『ありがとうございました。あと、宗三左文字様。江雪左文字様。バカとかいってすみませんでした。』

反省はしてるけど、後悔はしていない！

宗、江「…」
え、何か言ってよ。そんな怒ってる？Aちゃん、悲しっ！↞

とりあえず、次の手入れ相手を見つけなければ。