認 知 済 -まふまふ-

〃 ページ15

［辛いなら吐き出してもいい。
いつかまふはおっきくなる。
いろんな人に愛されるから、今は辛くても未来じゃいい事待ってる。
どんなまふでも着いていくって人は現れるから。
少なからずアタシは一生着いていく覚悟はあるよ。
諦めたらアカンで。
こんなこと言うのはあれやけど、アンタはプロじゃない。
好きにやっていいねん、好きなことしたらいい。
それで離れていくリスナーとか、無視したらいい。
まふが良いってリスナーを大事にしていき］



昔、辛いことがあった時。
Twitterで1度だけ吐き出した弱さ。

そんなことプロとして言わない方がいい。なんて色んな事を言われた時、ヤナセのあの言葉と、友人達に助けられた。



ま「偉そう……ホンッッット……偉そうすぎるでしょっ」



あーーもうっ！と言葉を吐くと同時に流れる涙。
泣くつもりなんてなかったのに。


隣にいたそらるさんが背中をさすってくれる中、ヤナセはマイクを使わず小さく言った。




───いつまでも着いてくよ。まふまふが好きやもん。




彼女からのその言葉は何だか特別に思えて、あぁ諦めなくて良かったって、そう思えた。



そ「事件、締めのコメントはまふまふなのにまふが喋れない」

天「ねぇw
締めてよお願いだからw
引きずりすぎると家まで帰れなくなる人いるかもしれないでしょwww」



分かってる。
それは分かってるけど、もう少しだけ待って。



そらるさんにマイクを預けて、少しだけ遠くにいたヤナセをギュッと抱き締めた。



「なになになになに！！
いやさすがにこれはあかんやろ！！
あ、リスナーの皆さん！アタシを自分に置き換えてください！！！」



マイク越しにそう呼びかける彼女。
他のリスナーのことをしっかり考えてくれている彼女だからこそ、炎上はしないんでしょ？



ま「ねぇ、ありがとう。
ボクもね、ヤナセが着いてきてくれて良かったって思ってる。
好きだよ、大好き」



きっとリスナーとして、って言葉をヤナセは付けてしまうけれど。
今はそれでいい。

好きって言葉を伝えられただけ、満足。

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