【鬼滅】鬼狩少女は今世こそ人生を謳歌したい【MHA】 (ページ13)

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１２：自由ページ13

「ハイ、静かになるまで８秒かかりました。時間は有限。君達は合理性に欠くね」

「あぁん！？なんだテメェ！！」

「い、伊之助お願いだから早く座って！」

席は出席番号順で、一列に６席ある。

１：青山優雅
２：我妻善逸
３：芦戸三奈
４：蛙吹梅雨
５：飯田天哉
６：麗日お茶子

７：尾白猿夫
８：竈門炭治郎
９：上鳴電気
１０：切島鋭児郎
１１：口田甲司
１２：砂藤力動

１３：障子目蔵
１４：耳郎響香
１５：瀬呂範太
１６：十朱A
１７：常闇踏陰
１８：轟焦凍

１９：葉隠透
２０：爆轟勝己
２１：嘴平伊之助
２２：緑谷出久
２３：峰田実
２４：八百万百

左斜めに伊之助いる…！よかった…。
炭治郎が目で「伊之助を頼む」って訴えてる。任せて炭治郎！
善逸は炭治郎の横かぁ…いいなぁ…。
横は切島君と緑谷君って子だ。あとで挨拶しとこう。

「えー、俺は担任の相澤消太だ。よろしくね。
早速だが、体操服着てグラウンドに出ろ。“個性”を使って体力テストをやる。個性把握テストだ」

…じ、自己紹介とかしないのかな？
入学式もしてないし…。

「入学式は！？ガイダンスは！？」

後ろの方から女の子がそう叫んだ。
全くもって同意見だ。

「ヒーローになるならそんな悠長に行事出る時間ないよ。雄英は“自由”な校風が売り文句。そしてそれは“先生側”もまた然り」

「……」

「…あぁ、そうだ忘れてた。
無個性の奴らに言っておくが、無個性だからって贔屓は無しだ。俺はお前らの力をいまいち信用していないからな。
お前らが“個性”なしでもヒーロー科でもやっていけるかって事をここではっきりさせろ」

先生のその一言で教室が一気にざわつく。

「…む、無個性！？」
「先生！無個性の人がいるんですか！？」
「無個性なのにヒーロー科に入れるなんておかしくないか？」
「そんなの俺ら有利すぎね？なんか対策した方がよくないっすか？」

無個性ってだけで生きづらいな…。
煉獄さんに相談したけど、お前なら大丈夫だの一点張りだったし…。

「…ごちゃごちゃとやかましいな。“個性”があるから有利？無個性だから優しくしろ？ヒーローになる為の３年間、そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい？

……よし、トータル成績最下位の者は見込みなしと判断し、除籍処分としよう。

生徒の如何は先生の“自由”

ようこそ、これが雄英高校、ヒーロー科だ」