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切島side
近くの自販機が故障中で
結局コンビニまで歩くことになっちまった。
まぁでも、コンビニまで行って正解だった。
Aがよく飲んでいるいちごミルクを見つけて
俺はそれを真っ先に手に取った。
喜ぶ顔を想像するだけでニヤついちまうなんて
相当重症だと思った。
さっきの自販機の場所まで差し掛かった時
Aと誰かが2人で話しているのが見えて
走って駆け寄った。
切「 友達、、、じゃねぇよな？ 」
『 鋭児郎くん、、 』
男に掴まれた手はかすかに震えていて
明らかに怯えているAを見てなんとなく状況が分かった。
切「 ごめんな、待たせた！ 」
本当はAに触れていただけで
カッとなって強く言ってしまいそうだった。
騒ぎになったら大変なことになるし
穏便に済ませようと落ち着いてAの手を引いた。
切「 いくぞ 」
『 うん 、、、っ！？ 』
切「 は！？ 」
なのに、俺が握ったはずの右手は振り払われて
再びAの手がそいつによって強く握られていた。
切「 おい！なにしてんだ！ 」
男「 なにしてんだはこっちのセリフなんだけど 」
切「 いいから手離せ！嫌がってんだろ！ 」
Aの手首が赤くなっているのに気づいて
つい荒い口調になっちまった。
２人の間に割って入った俺に
男は明らかに不機嫌そうに暴れ出した。
男「 はぁ？邪魔だよどけ！ 」
切「 どかねぇ 」
思いきりそいつの胸ぐらを掴んだ。
このまま引くと思ったのに強情な奴だな。
胸ぐらを掴んで一瞬力が緩んだ隙に
Aの手を側に引いた。
そのうち男と睨み合いになり、
そいつは何かを思い出したように笑った。
男「 その髪と面、思い出したわ、ヒーロー科か。体育祭TVで見てから知ってるよ。嫌だね〜正義感丸出しで。可愛いからちょっと話しかけただけじゃん、だる 」
切「 お前が嫌がることするからだろ 」
男「 は？ つーかお前はその子のなんなの？ただのお友達だろ？ 」
俺の気持ちを見透かしたように嘲笑う。
切「 だったらなんだよ、お前に関係ない 」
男「 っははは！うける！必死だな〜殴りたくなる面だ 」
『 っ！鋭児郎くん！危ない！ 』
気づいたらそいつは俺を殴っていた。
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pi(プロフ) - あかりさん» あかりさんコメントありがとうございます！更新楽しみにしていただけてるなんて嬉しすぎます（ ; ; ）変わらず楽しんでいただけるように頑張ります！ (2023年2月14日 20時) (
レス) id: 5ffb248159 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - 可愛くて更新ずっと待ってしまいます！！次の更新も楽しみにしてます！ (2023年2月14日 16時) (レス) @page19 id: 54862b6f0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pi | 作成日時：2023年1月27日 0時
