*4話 幸せ* ページ6
玉壺さんからは綺麗な壺をもらった。この壺に、猗窩座さんがくれた向日葵を飾ろう。
「Aちゃん。俺からはこれ、あげる」
「ありがとうございま…って、春画じゃないですか!やっぱり童磨さんは助平ですね!?」
「やだなぁ、嫁入り道具だよ。まぁ、Aちゃんが結婚できるとは思わないけど」
童磨さんはにんまり笑う。
悔しいけど言い返せない…。想い人とかいないし…そもそも深く関わりがあるのは私よりも100年以上も生きているこの人達だけだ。
食堂で給仕をしているため、出会いがないことはない。しかし、どうも求婚に応じる気になれないのだ。
結婚なんて夢のまた夢かもしれない。
「結婚できないのは嫌ですけど…でも、私は皆さんといるのが好きなので、結婚できないならできないで構いません」
「A…」
黒死牟さんがぎゅっと抱きしめてくれる。彼から嬉しそうな匂いがする。
堕姫さんは頭を撫でてくれる。童磨さんと玉壺さんの笑い声がする。
…私は、幸せだ。
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愛しています - 更新頑張ってください\\\٩(๑`^´๑)۶//// (2021年10月27日 21時) (レス) @page15 id: 4c75cf9549 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - 更新大変でしょうががんばってください (2020年4月22日 16時) (レス) id: 3f59961631 (このIDを非表示/違反報告)
みはる - なんか、、、すごく面白いです!(語彙力がなくてすみません、、、) 続き楽しみにしています! (2020年4月17日 8時) (レス) id: bdd41f57a7 (このIDを非表示/違反報告)
神崎 - めちゃくちゃ面白いくて言葉になりませんでした (2020年4月10日 22時) (レス) id: bf878b2d72 (このIDを非表示/違反報告)
神崎 - この話とても面白いです!これからも投稿お願いします! (2020年4月8日 20時) (レス) id: bf878b2d72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ami☆ | 作成日時:2020年1月23日 17時