＊12話＊ ページ13
「…この話はまた今度しようかの」
「えぇ！？どうしてですか！？」
思わずリリア先輩の肩を掴む。彼は頬を赤くし、「積極的じゃな」と言う。
「僕達も気になるのですが」
アズールが私をリリア先輩から引き剥がす。
ぺいってされた後、フロイドが抱きとめてくれた。
「話すと長くなるからのぅ」
「なるほど。では、また今度伺うとしましょう」
今日はもう遅いですし、そろそろ帰りましょうか
アズールはそう言う。
案外あっさり引き下がるんだなぁと思ったが、リリア先輩の言っていることを信じていないからなのだろう。
「では、良い夢を」
「おやすみ〜」
「おやすみなさい」
3人は手を振って帰っていった。遠くなる背中を、名残惜しく見つめた。
…私も3人と一緒にいたかったなぁ。
しばらく見つめていると、後ろから声をかけられた。
「お前がリリアの婚約者なのだな」
「あ、あなたはさっき助けてくれた…」
「僕はマレウス。マレウス・ドラコニアだ」
「マレウス・ドラコニア…」
なんか聞いたことあるような…？まぁよく分からないが、さっき助けてもらったお礼を言わないと。
「マレウス先輩。さっきはありがとうございました。あなたがここに連れてきてくれなければ、私は消えていたかも…」
「そうか。消えずに済んで良かったな」
「はい」
それにしても、さっきは気付かなかったが…マレウス先輩はとても背が高い。
ジェイド、フロイドよりも高そうだ。
目を見て話すと首が痛くなりそうだな…つくづく陸は不便だと思う。海だったらこんなことにならないのに。
「マレウス。お主にはちゃんと紹介せねばな。こやつはA。わしの婚約者じゃ」
弾んだ声でリリア先輩はそう言う。このままじゃ完全にマレウス先輩が勘違いしてしまう。否定しなければ。
「ち、ちが…っ」
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晴 - 面白かったです。更新待ってます！ (1月23日 22時) (
レス) @page16 id: a1e8b21e58 (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - 続きが楽しみです 更新頑張って下さい‼︎ (2023年3月16日 18時) (レス) id: a3128229fd (このIDを非表示/違反報告)
あぽろ - リリア可愛い…続き待ってます((‘д’ｏ≡ｏ’д’)) (2020年8月2日 9時) (レス) id: a236361d3f (このIDを非表示/違反報告)
ami☆(プロフ) - 由瑞さん» ありがとうございます、そう言っていただけて良かったです(^^) はい、頑張ります！！ (2020年7月23日 19時) (レス) id: 8fb5979ada (このIDを非表示/違反報告)
由瑞 - 凄く面白かったです。更新頑張ってください! (2020年7月20日 6時) (レス) id: 8d4739ba12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ami☆
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/ami22665020?p=s
作成日時：2020年7月15日 16時
