*6話* ページ7
ここならあまり人が来ないから、見つかる心配もないだろう。
枯れ木の近くに腰を下ろすと、マレウス先輩もその隣に座る。
いつの間にか甘ったるい匂いはなくなっていて、彼の頭を見ると惚れ薬が消えていた。
「…すみません」
小さく謝ると、彼は不思議そうに首を傾げる。
「僕は楽しかったが」
「違うんです。マレウス先輩が…その、私に求婚したのは…惚れ薬のせい、なんです」
顔を見ていられなくて、俯く。いくら先輩が普段優しいからと言って、こんなことしたら怒らないはずがない。
あーあの草、青々としてて美味しそうだなー、なんて現実逃避していると、長くてすらっとした指が頬に触れた。
ま、まさか、このまま顔を潰されるとか…!?
い、いやいや、いくらなんでもそれは…ある、のか…?
この学園の人、癖強い人ばっかだし…腹黒い人も多いし…
り、林檎のようにこのまま潰されたり…!?
思わず目をぎゅっと瞑ると、指は頬を撫で、顎へと移動した。そして、クイッと持ち上げられる。
目を開けると、そこにはまたあの甘ったるい砂糖をどろどろに煮詰めたみたいな笑顔をしたマレウス先輩がいた。
「例えそうだとしても、僕はお前を愛している」
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kouboukun(プロフ) - 反対者がいれば、捻り潰そう。これ見たとき思った事(おお〜強ぇぇぇぇぇ) (2020年7月19日 17時) (レス) id: 6b5d77f9d6 (このIDを非表示/違反報告)
ami☆(プロフ) - 愛さん» 丁寧に感想を書いてくださり、ありがとうございます…! めちゃくちゃ嬉しいです!実は結構不安で…こんな感じで良いのかな?と思うことも多いので、愛さんのコメントに勇気をもらいました…!読んでくださりありがとうございます、これからもよろしくお願いします! (2020年7月16日 21時) (レス) id: 8fb5979ada (このIDを非表示/違反報告)
愛 - コメント長々すいませんでした!
このままじゃキュン死にしそうだったので!!
私、完結まで生きてられるかなぁ(笑)
本当、素敵な作品をありがとうです!
更新、楽しみにしています!
後、ami☆さんの他作品も読んでみますね! (2020年7月16日 6時) (携帯から) (レス) id: 503913e7d3 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - アズールのウブさや(笑)ジェイドの場面めっちゃ夢主とリンクしてめちゃめちゃトキメキました!
マレウスの連絡来てたの切なくるし、リドルの気持ちを出せれない所とか!?
ヤバイです!
もう、キュン死にです!!
(2020年7月16日 6時) (携帯から) (レス) id: 503913e7d3 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - ami☆さ〜ん!!更新されるたびキュンキュン度がヤバくて心臓いくつあっても足りないです!!
夢主になりたい!(笑)
ami☆さんの小説はキャラがキャラらしいというか、キャラの心情などの描写がすごく上手で凄いです!引き込まれます! (2020年7月16日 6時) (携帯から) (レス) id: 503913e7d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ami☆ | 作成日時:2020年7月8日 16時