私の屋上 ページ5
足を引きずりながら屋上の階段を上る。
右手に、遺書と書かれた封筒を持って。
これでやっと終わる。
全部終わるんだ。
やっと自由になれる。
屋上の柵を乗り越えて、ふとあることが頭に浮かんだ。
”お母さんは?”
”私がいなくなったらお母さんはどう思うのかな?”
…お母さん。
最期まで…親孝行できなかったな…
何も伝えられないまま、お母さんを残して私は今日死ぬ。
どう思うだろうなぁ。
親不孝者?恩知らず?役立たず?
…まぁいいや。
どうせなんの役にも立てなかった奴が死んでもお母さんはなんとも思わないだろうし。
書いた遺書を風で飛ばされないように脱いだ靴の下に置くと、私は目を閉じた。
そしてゆっくりと前に重心をかけて…
…落ちた
63人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うい(プロフ) - ちょこさん» ごめんなさい〜!!書いてはいるんですがなかなか納得のいくものが書けなくて…なるべく早くに完成して更新しますのでしばしお待ちを…! (2019年12月27日 4時) (レス) id: 41f75914aa (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2019年12月26日 21時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
うー(プロフ) - ももんがさん» ありがとう!更新頑張る〜 (2019年8月17日 15時) (レス) id: e19a932eed (このIDを非表示/違反報告)
ももんが(プロフ) - 最高に面白い!もっと色々書いてね! (2019年8月17日 11時) (レス) id: 5f1c65421c (このIDを非表示/違反報告)
うー(プロフ) - ももんがさん» ありがとうございます!!すっごく嬉しいです!! (2019年8月14日 12時) (レス) id: e19a932eed (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:うー | 作成日時:2019年8月1日 13時