女囚人の恋愛事情【金カム】 (ページ8)

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翌日。
起きてきた数人の同房の人達は自身の入れ墨の体を見ていた。

確かにあの一晩で入れ墨が掘られるとは思わなかったからな。これを看守にバレなければいいけど…

｢おい。今日は入浴日だ。｣

しまった!?今日は入浴日だった…
完全に体見られるじゃん!?

｢まずは女の小鳥遊からだ。行くぞ｣

私は門倉さん同行で浴場へ向かった。

『はぁ………』

｢何だ溜め息なんかついて。いつも｢門倉さん一緒に入ろ？｣とか言う癖に｣

『何かこれから怖いこと起こりそうで怖いです』

｢へー。それはご愁傷さまとしか言えんな｣

『門倉さんつめたーい！』

｢いいから、さっさと脱げ｣

『えー！門倉さんの変態！助平！』

｢はいはい。入浴時間は20分だからな｣

『毎回短すぎー！』

｢これでも5分伸びたもんだぞ。有難く思え｣

私は渋々思いながら入浴した。
もし、あの入れ墨がバレたら皆は処刑なのか？
私はこれからについて考えていたら、自分の入浴時間はあっという間に終わってしまった。

私と入れ違いで男性陣の入浴が始まった。
男性の入浴時間は10分。

私は1人で牢屋で待っていると、しばらくして皆が帰ってきた。

｢バレちゃった☆｣

白石がてへっと舌を出しながら戻ってきた。