39.手紙 ページ40
私はさっきインカラマッさんから紙とペンを借りて、百之助さんへの手紙を書いたのだ。
私と百之助さんはお互い向かい合わせに立ち、マイクで手紙を読み上げた。
｢百之助さんへ
私と百之助さんとの出会いは、私が家政婦として貴方の家にやって来た時です。
あの時の私はとても料理が下手で怒られてばっかりでした。それでも今は｢美味しい｣と言ってくれて嬉しいです。
それからお祭りや海にも連れてってくれて楽しい思い出も作ることも出来ました。
私が家政婦として初めて誕生日を迎えた日は、大きなぬいぐるみを貰った時はとても嬉しく今でも宝物にしてます。
そしてその日、花沢グループに戻るって言われた時は貴方と離れたくなくお互い告白したのは今でも鮮明に覚えてます。
先日の事故でこのまま意識がなかったらどうしようと頭の中を過ぎってしまいましたが、今はちゃんと私の隣にいてくれて幸せです。
あと、この場を作ってくれた勇作様や他の皆さんにも感謝がいっぱいです。
最後に………｣
最後の文章を読みあげようとすると目からポロポロと涙が流れてきた。
｢ごめんなさい……｣
｢大丈夫だ。ゆっくりでいい｣
百之助さんはポケットからハンカチと取り出し、涙を拭ってくれた。
｢あなたと結婚できてよかったと心から思っています。これからは二人で力を合わせて、どんな困難にも乗り越えてステキな家庭を築いて行こうね。
Aより｣
手紙を読み終えると大きな拍手が聞こえ、その中目の前にいる百之助さんが私を抱きしめてくれた。
｢当たり前だ。もうお前を不幸な目に合わせない。
だから…ずっと俺のそばにいてくれないか｣
｢はい！｣
｢以上で尾形とAの結婚披露宴を終了する。
皆盛大な拍手を送ってくれ！｣
こうして盛大な拍手の中、私達の結婚式が終わったのだ。
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みっちょん(プロフ) - 初めまして！尾形さんの家政婦さん拝見させていただきました！めちゃくちゃ面白くて、結婚式の夢主が尾形さんへの手紙を読み上げる所は感動して心の汗がとまりませんでした！素敵な作品ありがとこざいます！！ (2022年9月15日 17時) (
レス) @page41 id: 1408e3bd7a (このIDを非表示/違反報告)
コロッケ(プロフ) - らるさん» ありがとうございますぅぅぅ!!甘々なストーリーになってしまいましたが楽しんで頂けて嬉しいです！ (2019年9月17日 20時) (レス) id: 544c4a412b (このIDを非表示/違反報告)
らる(プロフ) - 完結おめでとうございますぅぅぅ!!!!とっても面白くて毎回毎回尾形さんにキュンキュンしてました……！ (2019年9月15日 23時) (レス) id: f40689aef1 (このIDを非表示/違反報告)
コロッケ(プロフ) - らるさん» ありがとうございます！らる様も新作楽しみにしてます！ (2019年8月1日 22時) (レス) id: 544c4a412b (このIDを非表示/違反報告)
らる(プロフ) - 待ってました!!このシリーズ大好きなので、続編が出て嬉しいです!!更新頑張って下さい!!体調にもお気をつけて!! (2019年8月1日 14時) (レス) id: f40689aef1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コロッケ | 作成日時：2019年8月1日 13時
