37.ファーストバイト ページ38
「それじゃ、気を取り直してファーストバイトを始めるぜぇ☆」
百之助さんはスプーンでケーキを掬い、私の口元に運んできた。
「準備はいい?では、尾形ちゃんがAちゃんへ。せーの……あーん」
白石さんのアナウンスと同時に口の中にケーキが運ばれた。
「ん……」
「ひゅ〜♪今度はAちゃんから尾形ちゃんにだね」
私はスプーンでケーキを掬い、百之助さんの口元に運んだ。
「そんじゃ、Aちゃんから尾形ちゃんへ。
せーの……あーん」
私はゆっくり百之助さんの口にケーキを運んだ。
「ん……」
「ピュウ☆お二人お似合いだぜぇ。以上でケーキバイトは終わりだぜぇ
続いて新郎新婦の2回目のお色直しだぜぇ」
え?まだお色直しするの?と思っていると小さな手が私の手を握ってきた。
「明日子ちゃん?」
「後半は私が司会をする。遅れたらダメだからな?」
明日子ちゃんが司会なら遅れてはならない。
私は百之助さんと明日子ちゃんの手を握って別室へ向かった。
杉元side
明日子さんは2人を連れて控え室へ向かった。
これから俺達は余興の準備をする。
余興の内容は簡単に言うとダンスだ。
俺は腹切りしたいと言ったが、縁起が悪いと言って止められた。
ダンスメンバーは俺と谷垣、あと尾形と同じ会社の月島と鯉登だ。
衣装はインカラマッ、振り付けは明日子さんが考えてくれた。
練習時の谷垣はテンポが合わなくて何度も明日子さんから怒られてたな。「谷垣の手はチン〇いじるだけの手なのか?」って言われたり、それに対して谷垣は「俺は皆さんのお荷物です」って泣いてたしな。
そして今俺達は更衣室で衣装に着替えてる。
「月島ぁ、似おっちょるな!」
「それはどうも…」
「谷垣、それ小さくないか?」
「大丈夫だ」
俺と鯉登は男装。谷垣と月島は女装をしてる。
「んじゃ、行くとするか」
「あぁ。練習期間は短かったが皆良くやったと思う」
「悔いのないよう頑張りましょう」
「最高なパフォーマンスをしようじゃないかッ」
「余興隊ファイッ」
「「「「オー!!!」」」」
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みっちょん(プロフ) - 初めまして!尾形さんの家政婦さん拝見させていただきました!めちゃくちゃ面白くて、結婚式の夢主が尾形さんへの手紙を読み上げる所は感動して心の汗がとまりませんでした!素敵な作品ありがとこざいます!! (2022年9月15日 17時) (レス) @page41 id: 1408e3bd7a (このIDを非表示/違反報告)
コロッケ(プロフ) - らるさん» ありがとうございますぅぅぅ!!甘々なストーリーになってしまいましたが楽しんで頂けて嬉しいです! (2019年9月17日 20時) (レス) id: 544c4a412b (このIDを非表示/違反報告)
らる(プロフ) - 完結おめでとうございますぅぅぅ!!!!とっても面白くて毎回毎回尾形さんにキュンキュンしてました……! (2019年9月15日 23時) (レス) id: f40689aef1 (このIDを非表示/違反報告)
コロッケ(プロフ) - らるさん» ありがとうございます!らる様も新作楽しみにしてます! (2019年8月1日 22時) (レス) id: 544c4a412b (このIDを非表示/違反報告)
らる(プロフ) - 待ってました!!このシリーズ大好きなので、続編が出て嬉しいです!!更新頑張って下さい!!体調にもお気をつけて!! (2019年8月1日 14時) (レス) id: f40689aef1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コロッケ | 作成日時:2019年8月1日 13時