24.ろうそく出せ�� ページ25
杉元さんと明日子ちゃんは他の家を回ってくると言って出ていった。
またほかの子供達がお菓子を貰いに来ると思い、再度お菓子の用意をしているとインターホンの音が聞こえた。
玄関の扉の前に行くと先程杉元さん達が歌ってたローソク出せの歌が聞こえた。
だが、よくよく聞くとどこか聞いたことあるような声だった。
歌が終わり扉を開けると、そこには尾形さんがいた。
｢尾形さん？｣
｢ただいま｣
｢今歌ってたのって…｣
｢あぁ俺だ。歌っちゃいけねぇのか？｣
歌っちゃいけないというか…意外としか思わない。
そう思いながら尾形さんを家に入れた。
｢なぁお菓子ないのか？｣
｢ありますが、これから来る子達の分だからダメですよ｣
｢それなら喰いついていいってことだな？｣
｢え？｣
喰いつく？なんの事かと思うと、ローソク出せの歌詞に出てくる｢出ーさないと かっちゃくぞー おーまーけーに 喰いつくぞ｣のことの事か。
つまりハロウィンでいうお菓子がなきゃイタズラするという事か。
｢わかりましたから！イタズラしないでください！｣
私は彼に手作りのクッキーを渡し、尾形さんもクッキーを食べ出した。
｢甘っ｣
お菓子は渡したからイタズラ回避かと思うと、クッキーを食べ終えた尾形さんは私に寄り添ってきた。
｢え！？尾形さん！？お菓子あげましたよね？｣
｢俺はお菓子が出てもイタズラはするからな…｣
しまった！尾形さんはそういう性格の人間だった。
私は罠にかかり、彼も笑みを浮かべながら私の頭を撫でる。
｢ハロウィンは大量のお菓子を用意しろよ｣
｢どうせTrick but Treatと言うんでしょ｣
｢ふっ…分かってんじゃんか｣
尾形さんは私の頬に手を伸ばし、そのまま唇に口付けをした。
｢〜っ……いいからご飯にしますよ！｣
私は顔を真っ赤にしてキッチンへ逃げた。
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キノ(プロフ) - 最高でした。鼻血が滝のように溢れてきます。2の方も見てきます。いってきます。 (2020年1月7日 22時) (
レス) id: b2c18f3154 (このIDを非表示/違反報告)
らる - ぜひ読ませて頂きます！ヒンナでした！ (2019年7月20日 0時) (レス) id: f40689aef1 (このIDを非表示/違反報告)
コロッケ(プロフ) - らるさん» ありがとうございます！なんとか完結することが出来ました。個人的にもこのストーリーが気に入ってます。他の小説も読んで頂けると嬉しいです！ (2019年7月19日 23時) (レス) id: 544c4a412b (このIDを非表示/違反報告)
らる - 最後までドキドキが止まらないとても ほっこり キュンッと来る面白さたっぷりの小説、見ていて飽きませんでした!!最終回、お疲れ様です！これからも頑張って下さい!!(長文失礼致しました) (2019年7月19日 22時) (レス) id: f40689aef1 (このIDを非表示/違反報告)
コロッケ(プロフ) - らるさん» ありがとうございます！もう少しで最終回となりますが、温かい目で見守ってください！ (2019年7月14日 13時) (レス) id: 544c4a412b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コロッケ | 作成日時：2019年6月1日 14時
