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どうしてこうなった。
結局私は27聯隊司令部へ連行された。
これから尋問受けて殺されるんだなー
もう煮るなり焼くなり好きにしろー！
｢おい。｣
｢は、はい！｣
｢お前は、どこから来たんじゃ？｣
どこからと言われても、別世界からと言えばいいのか？それとも未来？
もう一か八かで言っちゃえ！
｢未来から来ました。｣
｢……未来？｣
｢はい。100年後の未来から来ました。｣
さぁ、凶と出るか吉と出るか……
｢お前が未来から来たちゅう証拠はあっとな？｣
証拠？証拠と言われてもなぁ……
とりあえず今持ってる所持品を出してみた。
鯉登少尉は｢こん薄か板はなんじゃ？｣とスマホに指を指す。
｢それはスマホです。今の時代で言うと電話機です。それで写真を撮ることができますよ。｣
私はスマホを手に取り、鯉登少尉の写真を撮って見せた。
｢おぉ！おいが写っちょる！すぐに撮れるんじゃな！｣
自分の写真を見て、目がキラキラしてる。
どうやら興味を持ったようだ。
｢他には何ができるんだ！｣
｢他には、時間を見たり…調べものができたり…
んー、これがあればなんでもできます！｣
｢おぉ！それ、おいに譲ってくれんか？｣
｢ダメですよ！高いし、充電がなくなると使えなくなりますから！｣
｢そうか。残念や。｣
そう言いながら鯉登少尉は、私の鞄の中に入ってた飴を1つ取り舐め出した。
｢あぁー！私の飴ぇー！｣
｢甘うて美味かぞ。｣
うー…私の唯一の食料が…
もうこの世界で野垂れ死ぬしかない。
｢おい、貴様名はなんちゅう。｣
｢…氷川 Aです。｣
｢Aか。気に入った。貴様ここに住め。｣
…………………はい？
｢今ここに住めって言いました？｣
｢あぁ、ゆたぞ。元の世界に戻るまでじゃ。｣
｢え？信じてくれるんですか？｣
｢あぁ、怪しかヤツじゃなかし、そいに嘘言わなそうだし。｣
｢……ッ！！そ、それはどうも…｣
安心したのか、鯉登少尉は私に笑顔を見せた。
｢そうと決まれば、部屋へ行っど！｣
鯉登少尉はまた私の腕を引っ張り、宿舎へと向かうのであった。
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作者名：コロッケ | 作成日時：2019年5月21日 10時
