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鶴見中尉は坂本に機関銃を向けている。
すると影からお銀の姿があった。
｢……お銀｣
ダババババッ
｢くうッ｣
鶴見中尉、撃ちながら脳汁出てます。
｢ふう…いっぱい出た……マムシ…｣
｢慶さん！愛してるわ慶さん……｣
｢愛してるぜお銀……｣
｢私は貴様ら夫婦の死神だ。稲妻安心しろ…お銀も一緒に地獄に落としてやる｣
｢鶴見中尉危ない！！｣
お銀は鶴見中尉の足に千枚通しを刺し、背後についた。
｢テメェが地獄を安心しなッ！！｣
｢キエェェェエェエエェェ！！！｣
ザシュッ
｢うっ……｣
鯉登少尉はお銀の首を切り生首になった。
｢美しい死に様を見せてもらったぞ。稲妻強盗と蝮のお銀
鯉登少尉！お銀の荷物を調べろ。本物の刺青人皮を持っているかもしれない｣
｢鯉登少尉！その袋には………｣
｢おぎゃーッおぎゃーッ｣
｢子供は親を選べない。あの夫婦は凶悪だったが…愛があった｣
私達は小樽の兵舎に戻り、稲妻夫婦の子供を預かった。
｢あんな親が育てた子供はどんな人間になるのか…興味があるところだったな｣
｢生粋の凶悪な殺人者でしょう｣
｢二階堂くん何してるの？｣
｢おむつ出来た！｣
二階堂くんがやったおむつは何故か頭についていた。
｢あれぇ？｣
｢もう！私がやります！｣
｢さすが女性は上手いなぁ｣
｢母親みたいです｣
｢そ、そうですか？ありがとうございます｣
｢今は我々の手には負えん。どこか信頼のできる人間に託さないと｣
そうだった。この子はフチのところに行くんだった。なんか寂しいな…
｢お前達、今日は休みなさい｣
私は鯉登少尉と共に宿舎へ戻った。
｢赤ん坊可愛かったですね。｣
｢あぁ、そうだな｣
｢私も早く結婚して子供欲しいなぁ｣
｢あぁ……おいも早くお前と………｣
｢え？｣
｢え？｣
｢今なんて……？｣
｢な、なんでもない！お前も早く休め！｣
鯉登少尉は顔を真っ赤にして部屋に入った。
今私と…なんて言おうとしたんだろ。
もしかして………いや！まさか！！
私も考えるだけで顔が真っ赤になり、すぐにベッドに潜った。
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作者名：コロッケ | 作成日時：2019年5月21日 10時
