鯉の聖地巡礼 (ページ17)

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次の日、私達は小樽にある東松屋商店へ向かった。

｢これから東松屋商店に行く。｣

たしかあそこは稲妻強盗が登場するところ。
結構激しい戦いがあったけど、私がいて大丈夫なのかな？

しばらくして私達は東松屋商店に着いた。
先に二階堂くん達が賭場の客として潜入していた。

｢ひとつ稲妻に質問がある。ここへ来るまでに他所で刺青人皮は手に入れたか？何処かに隠されていると厄介だが……｣

毎回思うけど、鶴見中尉の情報網はハンパないな。

｢なぜなら貴様ら夫婦はこのあと蜂の巣になる｣

｢……｣

｢稲妻は残念だが皮を剥がせてもらう…もし刺青人皮を隠して持っているなら、女房だけは殺さないでやってもいい｣

｢あんた、お銀がどんな女か知らねぇのさ。生かしておいてただで済む女じゃねぇ｣

｢え？ちょっと、やめろっ｣

｢撃て！！｣

パパンッ

坂本は亀蔵を盾にし、亀蔵の体に銃弾が当たった。
その隙に坂本は2階へ逃げていった。

｢そっちの階段だッ｣

｢気をつけろ、散弾銃を持っている｣

ヤバイっ！階段にはあのヌルヌルが…！

｢鯉登少尉気をつけて！｣

｢むっ！？｣

｢奴ら食用の油を階段にまいてるぞ！｣

｢キエェェェエェエエェェ(猿叫)月島ぁ！A！｣

私と月島さんは見守ることしか出来なかった。