41.旭川 ページ43
私は白石さんを助けに旭川にある第七師団の兵舎へ向かった。
………のだが、
「お前、鈴宮じゃないか?」
あれ?もしかして捕まった?
逃げようとしても女の脚力じゃ無理だし……
皆にいい所見せたかったのに…
いや、ここで捕まったら白石さんに会えるかも!とちょっと好都合に考えて、結局私も捕まることになった。何やってるんだろ私……くぅん。
私は数名の兵士と共に旭川の第七師団の兵舎へ入った。
「ここで待っていなさい」
私は兵士の指示で部屋で待つことになった。
これから鶴見中尉が来て、拷問とか受けて殺されるんだなと思っていたが……
「……失礼する」
あれ?鶴見中尉の声じゃない。でも聞いた事のある声……この声はたしか…
「久しぶりじゃのう、A」
「鯉登少尉!」
鶴見中尉じゃなくて良かったけど、鯉登少尉も中々手強い人なんだな…
「元気じゃったか?しばらく見ないうちに綺麗になったんじゃないか?」
「あはは…それはどうも」
鯉登少尉…昔から掴みどころが難しいんだよね…
「あ、あの白石さんは…」
「あぁ、白石由竹は別の部屋で話を受けてる。」
「殺したりしないですよね。」
「大丈夫だ。だが刺青を写して頂くがな。」
「良かった……」
白石さんが無事って聞いただけで一安心した私。
だが鯉登少尉は先程の表情が一変し、険しい表情となった。
「……A、どうして出てったんじゃ」
「え?」
「今、尾形上等兵と一緒にいるっていうのは本当か?」
「は、はい……」
もしかして私が第七師団を抜けたことに怒ってる!?
「…………して」
「え?」
「どうして、尾形なんじゃ!!」
「鯉登少尉?」
「どうして尾形上等兵を選んだ!」
「えっ?えっ!?」
鯉登少尉は少しずつ私の方へ迫ってきた。
「A…昔みたいに音之進って呼んでくれないか?」
「……こ、こい…音之進さん?」
「……好きじゃA」
鯉登少尉は手首をグイッと引き寄せ、強引に唇を重ねた。
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あいあい - え?甥じゃなくて姪なんですか?金カムのファンなら基本設定は守りましょうよ、現代ならまだしも戦時中の日本の陸軍に女なんて入れませんよ、てか女に軍入る資格なんてなかったですし軍の中に女性がいるのはせいぜい慰安婦的な役割ですよ。夢小説とはいえ勉強不足では? (2020年4月15日 8時) (レス) id: 863a870784 (このIDを非表示/違反報告)
コロッケ(プロフ) - ハクさん» コメントありがとうございます!続編もよろしくお願いします。 (2019年6月6日 22時) (レス) id: 544c4a412b (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - 続編決定おめでとうございます。これからも更新楽しみにしています! (2019年6月6日 20時) (レス) id: e68df6da4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コロッケ | 作成日時:2019年5月12日 19時