36.コタン ページ38
｢見ろ杉元、コタンがあるぞ。樺戸までもうすぐだけど休ませてもらおう。｣
私達は道中アイヌの村、コタンに辿り着いた。
｢やぁ…こんにちは。あんたら何の用だい？｣
コタンに入るとアイヌの男性に会った。
やっぱ普段の人と違って服装が違う。
｢旅をしていて寄っただけだ。｣
｢あの、今晩の寝床とお米があったら分けて欲しいんですが…あっ！タダとは言わないんで！｣
｢そうだったのかい｣
｢あんたも日本語うまいね｣
｢俺は若い頃和人相手に荷揚げの仕事をしていて覚えた。山奥で砂金掘りやってる和人たちへ物を届けるんだ。舟に米とか塩とかいっぱい積んで川の上流へ運び上げてね。｣
｢杉元さん、アレは何ですか？｣
｢アレは小熊の檻……え？｣
杉元さんが教えてくれた小熊の檻は成長しすぎて大人の大きさで、しかも檻の下の排泄物も処理されてない状態だった。
｢いつからあのままなんだ？｣
｢ちょっと小熊が大きくなるのが早くてな。大きい檻を作って移すとこだった。気にしないでくれ。｣
｢そうだったんですか｣
｢俺はエクロク。俺の父であり村長のレタンノ エカシに滞在の許可をもらうといい。｣
私達はエクロクさんの案内で村長の家へ向かった。
｢アイヌの家を訪問する時はいくつか作法があるんだ。俺はこれまで何度かやってるからよく見ておけ。騒ぎを起こしたくなければ行儀よくしろよ。特に尾形。｣
｢ですって尾形さん｣
｢………｣
｢ハ エエエ…｣
｢え？｣
｢まず家の外で咳払いをする。家の人にすみませ〜んなんて声はかけてはいけない。｣
｢へー｣
｢ンンンン……｣
杉元さんの咳払いが聞こえたのか家から人が出てきたが、すぐに戻って行った。
｢引っ込んじまったぞ｣
｢家の若い者が外に来た客を無言で確認して主人に報告するんだ。主人が入れるのを許可すればこれから家の中の掃除が始まる。｣
｢とりあえず待ってましょうか｣
30分後…
｢このアリでっけぇ！｣
｢尾形さん！ちょうちょ！｣
｢………(追いかけてる)｣
｢なぁ…まだなの？｣
1時間後
｢アフプヤン｣
｢全員で手を繋ぐのか？｣
｢背筋を伸ばすなッ手を引かれて招き入れられるときは腰を屈めるのが作法だぞ！｣
私は杉元さんの指示に従って、家に入った。
家に入ると数人のアイヌ人が出迎えてくれた。
長である村長もいて、私達にとある動作をした。
｢イランカラプテ｣
すると急にアシㇼパちゃんが村長に向かって言葉を発した。
｢ムシオンカミ｣
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あいあい - え？甥じゃなくて姪なんですか？金カムのファンなら基本設定は守りましょうよ、現代ならまだしも戦時中の日本の陸軍に女なんて入れませんよ、てか女に軍入る資格なんてなかったですし軍の中に女性がいるのはせいぜい慰安婦的な役割ですよ。夢小説とはいえ勉強不足では？ (2020年4月15日 8時) (
レス) id: 863a870784 (このIDを非表示/違反報告)
コロッケ(プロフ) - ハクさん» コメントありがとうございます！続編もよろしくお願いします。 (2019年6月6日 22時) (レス) id: 544c4a412b (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - 続編決定おめでとうございます。これからも更新楽しみにしています！ (2019年6月6日 20時) (レス) id: e68df6da4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コロッケ | 作成日時：2019年5月12日 19時
