24.夕張 ページ26
土方さんから新たな情報が入った。
今日、鶴見中尉が部下数名を率いて、夕張にある剥製屋に入ったとの事。
｢牛山と尾形と鈴宮は先に夕張へ向かえ。俺達は後から向かう。｣
こうして3人は夕張へ向かうことになった。
─────夕張、剥製屋付近
牛山さんは情報を聞きに町へ向かった。
｢今、月島さん出て行っちゃっいましたが大丈夫ですか？｣
｢あぁ、今この中に軍人は前山しかいない。好都合だ。｣
尾形さんは外から前山さんを撃ち、剥製屋へ侵入した。
剥製屋には動物や人間、鶴見中尉をモデルにした剥製が並んでた。
｢いい趣味してるじゃねえか。｣
｢何か色々な剥製があって気味悪いです…｣
｢あれ？これは…？｣
床に落ちてた剥製の一部を見る。
｢なるほど…これは厄介だな。これでは鶴見中尉に有利すぎる。｣
｢尾形さん！シロクマが1頭いません！｣
｢しまった…逃げられた。追うぞ。｣
｢待ってください！何か聞こえます。｣
足音が段々近づいていく。月島さんが戻ってきた！
｢…！A隠れてろ！｣
私は急いで剥製の後ろに隠れた。
｢むんッ｣
ドカァッ
｢よくも前山を…！よくも戦友を殺せたものだな尾形よ！！｣
｢お前たちは反乱分子だ｣
｢本部の飼いネコめ、分かっているぞ貴様の魂胆は！！
ご主人様に反乱分子を差し出し出世というご褒美が欲しいのだ！だがケチな獲物じゃ見返りも少ない！
我々が力をつけ増長し本部の手に負えない存在になるまで虎視眈々と待っている。第七師団長であった父君を超えたいがために仲間を売るのだッ!｣
｢仲間だの戦友だの…くさい台詞で若者を乗せるのがお上手ですね、鶴見中尉殿｣
｢…ッ！江渡貝！生きてるか！？｣
月島さんは何かを思い出したのか、剥製屋から出ていった。
｢尾形さん！大丈夫ですか！？｣
｢あぁ、一刻も剥製屋の人間を探さねぇと…｣
｢待ってください！また誰かが…！｣
｢今出て行った兵士はほっといていいの？｣
｢この家が気になる。｣
(杉元さんと白石さん！？なんでこんな所に！？)
(不死身の杉元…！？これまた厄介な野郎が来やがったな…)
｢見ろよ杉元。誰か死んでる！さっきの銃声はコイツと戦ってたのか？｣
白石さんがこっち向かい、私はこっそりと彼の口を塞いだ。
｢〜！？｣
｢シー、お前が白石由竹だな。｣
｢あんた…ってAちゃん！？｣
｢お願いです！この剥製と鶴見中尉の人形を持って杉元さんとさっき出ていった軍人さんを追っていくれませんか？｣
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あいあい - え？甥じゃなくて姪なんですか？金カムのファンなら基本設定は守りましょうよ、現代ならまだしも戦時中の日本の陸軍に女なんて入れませんよ、てか女に軍入る資格なんてなかったですし軍の中に女性がいるのはせいぜい慰安婦的な役割ですよ。夢小説とはいえ勉強不足では？ (2020年4月15日 8時) (
レス) id: 863a870784 (このIDを非表示/違反報告)
コロッケ(プロフ) - ハクさん» コメントありがとうございます！続編もよろしくお願いします。 (2019年6月6日 22時) (レス) id: 544c4a412b (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - 続編決定おめでとうございます。これからも更新楽しみにしています！ (2019年6月6日 20時) (レス) id: e68df6da4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コロッケ | 作成日時：2019年5月12日 19時
