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23.あんこう鍋 ページ25

土方一派に入って数日。
私は刺青人皮の情報を待っている。

隠れ家にいる間、私は皆さんの食事を担当している。
時刻はそろそろ夕刻。夕食の買い物に行かないといけない。

「買い出しか?」

「はい。尾形さん、何か食べたい物ないですか?」

「お前が作るもんなら何でもいい。」

何でもいいが一番困るんですが…

「じゃあ、好きな物なんですか。」

「…あんこう鍋。」

あんこう鍋?今頃あんこうなんて売ってるのかな?

「わかりました。それじゃあ買ってきますね。」









「ありがとうございます。」

無事あんこうが手に入り、野菜や味噌…そしてしいたけも買った。

すぐに隠れ家に戻り、調理を始めた。

「んーあんこうってどう切ればいいんだろ。」

「何かお手伝い致しましょうか?」

「家永さん!怪我は大丈夫なんですか?」

「えぇ、ご心配おかけしました。あら、あんこう鍋を作るんですか?」

「はい。でも、どう切っていいのか分からなくて…」

「あんこうは、こう切ればいいんですよ。」

「ありがとうございます!」

家永さんの手伝いもあって、あんこう鍋が完成した。

「皆さん、お食事ができましたよ。」

「ほぅ、あんこう鍋か。」

「たくさん作ったので、いっぱい食べてください!」

「…んっ!うまい!やっぱ嬢ちゃんの料理はうまいな!」

「いえ、家永さんも手伝ってくれましたから。」

「いえいえ、私は教えただけですよ。」

皆喜んで食べてる。

「尾形さんも美味しいですか?」

「あぁ。」

尾形さんのお椀の中を覗くと、しいたけだけ残ってた。

「尾形さん、しいたけ残ってますが…」

「やる。」

尾形さんが私のお椀にしいたけを入れてきた。

「え!?もしかして、しいたけ嫌いですか?」

「人は誰でも好き嫌いはあるだろ。あ、まだ入ってる。」

「ちょっと!それぐらい食べてくださいよ!」

「無理。…Aおかわり。しいたけ抜きな。」

「自分でついでください!」

「これこれ、食事中に喧嘩するな。」

私は尾形さんがいる時はしいたけを入れない事を学んだ。

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設定タグ:ゴールデンカムイ , 尾形百之助 , 金カム   
作品ジャンル:アニメ
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あいあい - え?甥じゃなくて姪なんですか?金カムのファンなら基本設定は守りましょうよ、現代ならまだしも戦時中の日本の陸軍に女なんて入れませんよ、てか女に軍入る資格なんてなかったですし軍の中に女性がいるのはせいぜい慰安婦的な役割ですよ。夢小説とはいえ勉強不足では? (2020年4月15日 8時) (レス) id: 863a870784 (このIDを非表示/違反報告)
コロッケ(プロフ) - ハクさん» コメントありがとうございます!続編もよろしくお願いします。 (2019年6月6日 22時) (レス) id: 544c4a412b (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - 続編決定おめでとうございます。これからも更新楽しみにしています! (2019年6月6日 20時) (レス) id: e68df6da4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コロッケ | 作成日時:2019年5月12日 19時

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