19.終戦 ページ21
その頃馬吉は、数名の警官と共に永倉新八と戦っていたが手出しすることも出来ず、命尽きた。
馬吉の用心棒達も逃げていき、再び町は静かになる。
｢喧嘩が終わった…｣
私はお爺さんに連れ去られて何も出来ずにいた。
｢オイ！あれ火事だぞ！｣
｢うちの番屋の辺りじゃないか？…っておっ母！｣
｢…やっぱり、あの女将食わせものですね。｣
｢人の情を持ち合わせていない。…お嬢ちゃん、俺達も後を追うぞ。｣
｢え？｣
──尾形side──
俺は櫓で腕を撃たれ落ちた。
Aの前で情けねぇ姿を見せちまったな。
今頃Aは、あの爺さん達と一緒にいるだろ。
床屋の前にあったのは偽物だ。Aにはわりぃが
俺は本物の刺青人皮を探しに行って合流するか。まぁ後から来るのは分かってるが。
俺は刺青人皮がある倉庫に来た。俺は物置に火をつけ奴らを待った。
｢わかったらさっさと番屋の中の物運び出しな！｣
来やがったな。女将が抱えてる箱…あれが本物の刺青人皮が入ってるはずだ。
さぁ始まれ…醜い親子の戯れ言を。
今までの事がバレた女将は旦那に殺され、息子を襲うところ俺は引き金を引いた。
バシィィッ
｢親殺しってのは…巣立ちのための通過儀礼だぜ？テメェみたいな意気地の無い奴が一番むかつくんだ。｣
──貴方side──
私はお爺さんと手下？と一緒に倉庫にやってきた。
手下達は外で待機し、私とお爺さん2人は倉庫へ入った。
｢…！？尾形さん！？｣
｢どんなもんだい｣
物置には倒れていたはずの尾形さんが、刺青人皮を頭に乗せた状態で指さしながら得意げに笑っていた。
｢ヤレヤレ…番屋に放火して女将に出させる方法はイチかバチかで考えてはいた。ただひとつ狂えば刺青人皮が燃えてしまう危険な方法だからな。
馬じゃなく私の頭を撃ち抜くこともできたはずだ…何が狙いだ？｣
｢茨戸まで来たのは刺青の噂を偶然耳にしたからなんだがね、床屋の前であんたらを見てすぐに分かった。
俺は情報将校である鶴見中尉の下で動いていたからよく知ってるぜ…土方歳三さん｣
土方歳三！？土方歳三ってあの新撰組鬼の副長！？
｢腕の立つ用心棒2人はいらねえかい？｣
｢ふっ…チンピラと鶴見中尉の姪か。面白い、私たちとともに来い。｣
今、鶴見中尉の姪って私のこと知ってる！？…それに用心棒って？
｢尾形さん！用心棒ってどういう事ですか！？｣
｢まぁ時期にわかる。｣
その後私達は刺青人皮を持って土方さん達と共に茨戸を後にした。
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あいあい - え？甥じゃなくて姪なんですか？金カムのファンなら基本設定は守りましょうよ、現代ならまだしも戦時中の日本の陸軍に女なんて入れませんよ、てか女に軍入る資格なんてなかったですし軍の中に女性がいるのはせいぜい慰安婦的な役割ですよ。夢小説とはいえ勉強不足では？ (2020年4月15日 8時) (
レス) id: 863a870784 (このIDを非表示/違反報告)
コロッケ(プロフ) - ハクさん» コメントありがとうございます！続編もよろしくお願いします。 (2019年6月6日 22時) (レス) id: 544c4a412b (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - 続編決定おめでとうございます。これからも更新楽しみにしています！ (2019年6月6日 20時) (レス) id: e68df6da4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コロッケ | 作成日時：2019年5月12日 19時
