10.みかん 尾形side ページ12
俺が怪我をしてから数日が経ち、鈴宮のおかげで大分回復した。
鈴宮は毎日欠かさず俺の様子を見に来て、今日の仕事の事、銃について話してくれた。
話す時はいつも笑っていて、俺がからかうと顔が真っ赤になって面白い奴だ。
今日は二階堂からみかんを貰ったって事で、皮を剥いてもらっている。
俺はここ最近口を開けて、食べさせろと促してる。1人の時は左手で飯を食うが、こいつがいる時は少し意地悪する。最初恥ずかしそうにしてたが、何かと食べさせてくれる。
俺はみかんを一口食べる。酸っぱい。
二階堂は酸っぱいみかんをあげたのか。いつか殴ってやる。そう思いつつ鈴宮は次のみかんを俺の口に手を伸ばしてきた。
白い肌に黒く長い髪、いつもお前に惹かれてしまう。みかんもお前も食べてしまいたい。と思い、俺はみかんと同時に鈴宮の指を舐めた。
｢………っ！？｣
そう、その顔が愛おしく感じる。
まだ見ていたいと思ったが、仕事があると言って逃げた。また1人。静かな医務室で俺は鈴宮が置いてったみかんを食べ、少し横になった。
しばらく経って俺は目が覚めても鈴宮は戻ってきてなかった。
早くお前に会いたいという気持ちが強くなる。
お前に触れたい、抱きしめたいが右腕が完治してない。
すると廊下から鈴宮の声が聞こえた。
俺は咄嗟で狸寝入りをした。
医務室に入ってきた鈴宮は俺のベッドの横にある椅子に座ってる。
無言が続いてたから、起きてからかってやろう思ったが、彼女はいきなり俺の頬を触り、俺の耳元へ
｢………好きです。尾形上等兵。｣
俺はすぐに目を開け抱きしめたかったが我慢した。
その言葉を聞けて最高な気分だ。鈴宮は恥ずかしがり屋だから今頃顔を真っ赤にしてるはずだ。
少し経ち物音がなく、鈴宮の方を見ると椅子に腰をかけた状態で寝ていた。
俺も左手で鈴宮の頬を触れ……
｢俺も愛してるぞA…｣
Aの耳元で囁き、Aの唇に口付けをした。
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あいあい - え？甥じゃなくて姪なんですか？金カムのファンなら基本設定は守りましょうよ、現代ならまだしも戦時中の日本の陸軍に女なんて入れませんよ、てか女に軍入る資格なんてなかったですし軍の中に女性がいるのはせいぜい慰安婦的な役割ですよ。夢小説とはいえ勉強不足では？ (2020年4月15日 8時) (
レス) id: 863a870784 (このIDを非表示/違反報告)
コロッケ(プロフ) - ハクさん» コメントありがとうございます！続編もよろしくお願いします。 (2019年6月6日 22時) (レス) id: 544c4a412b (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - 続編決定おめでとうございます。これからも更新楽しみにしています！ (2019年6月6日 20時) (レス) id: e68df6da4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コロッケ | 作成日時：2019年5月12日 19時
