料理人の胃に穴が空くまで 【男主】

１年前……竜は如何にして協力するようになったか。―４― ページ30

３人は一度モドリ玉でベースキャンプに戻る。
そして回復薬を飲み、こんがり肉を食し、砥石で武器の切れ味を回復させる。
全ての作業が終わったあと深呼吸をする。

中途半端に攻撃して、怒り状態の怒り喰らうイビルジョーの咆哮が聞こえる。

「……絶対生きんぞ。」
「勿論よ。此処で死ぬわけにはいかないんだから…ッ。」
「この、協力は、今後の、クエストで、も……発揮しない、と…また、やらされる…。」

先日、狂竜化セルレギオスの討伐の際、珍しく４人でクエストに行く事になり。
Aに良い所を見せる為に、我先にとセルレギオスへ突進。
そして２回ネコタクシーの世話になった。
その時のAは怖かった。
Aの頭頂部の２本のアホ毛が逆立ってた。殺気が滲み出ていた。

多分、「クエストの時だけでも争わないで、協力して欲しい。」という意図なのだろう。


「じゃあ、第二ラウンドと行こうぜッ。」
「「おー！」」

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