図書室では静かに ページ21
［転校生の一ノ瀬 葵…よろしく…］
自っ己紹介!!
緊っ張した〜
でもね?
何故か僕へと刺さる視線はLoveな視線だよ
女子って怖いね
前まで殺気の視線だったのにね
ら 「一ノ瀬の席は天野の隣な〜」
相変わらずらーにぃ適当です
よく教員になれたね
もうすぐ授業が始まりそうだから図書室へ行こ
［先生授業抜けます］
ら 「抜けても良いが体育は来いよ〜」
マジで適当だな…
いいや図書室行こ
☆図書室なう☆
ｺﾝｺﾝｺﾝ
［失礼します…］
? 「…初めまして」
この人がエミさん?
［僕､一ノ瀬 葵です］
? 「あぁ､大丈夫ですよ
私は貴方が水崎 Aさんだと知っているので」
凄く丁寧な話し方だな〜
? 「私は2-Bの生徒会役員蝶野 悠優(ちょうの ゆう)です
エーミールだったりエミさんと呼ばれていますよ」
［僕の事はあおって呼んで下さい!!］
なんか仲良くなれそうだ
［エミさん､僕と友達になってくれませんか？］
急だよね
でもエミさんとは仲良くなりたいんだ
em 「私で良ければ良いですよ!」
やった…
ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝ
em 「!?あおさん隠れて下さい!!」ｺｿｯ
…どうしたんだろ
一応スマホの音声レコーダーを起動させとこ
ん？なんでそんなのあるかって?
それは僕が人間不信だからさ!!
まぁ深く考えるな
mb 「蝶野居るぅ〜?」
em 「はい…何ですか?…」
mb 「今日遅刻したんだよぉ〜」
mb 「サンドバッグになれよw」
em 「嫌…です」
mb 「じゃあ無理やりにでもなってもらうから」
僕､思い出したんだよ
母さん､クラスメイトに殴られてた時
今回はエミさんが殴られて蹴られてる
正当防衛でしょ?
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em視点
学校は嫌いです
殴られて蹴られるとこだから
でもグルッペンさんは私の味方になってくれた
学校に居る間図書室を使わせてくれました
でも昨日私に暴力をふるって来る人に見つかったんです
今日はグルッペンさんの知り合いで生徒会に入る方が来ると聞いたので登校しました
とても綺麗な方でした
そんな彼女の前でなんの抵抗も出来ずに殴られたく無かった
でも抵抗したら殴られてました
［図書室では静かにして貰って良いですか？
クソ害虫が］
mb 「なんだてめぇ?殺されたいみたいだな？」
あぁ､私はこの方も守れなかった…
耳を塞ぎ丸まっていたら肩をたたかれたんです
次は私の番か…
そう思い目を開けたら
私に暴力を振るう奴らは倒れていました
［これからは僕がエミさんを守ってあげる］
傷だらけで笑う貴方は美しかった
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作者名：夢雨凪 | 作成日時：2021年10月28日 7時
