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─── ページ47

─としみつside─


なんだ?なんなんだ?
言い合いして、虫さんに仲裁?されてから黙りこくってたと思えば、そこからずっと視線が俺に向いてない?

それがいつもの可愛い顔なら照れるとこだけど、眉間にしわを寄せてジーッと…どっちかって言うと睨まれてるよな?確実に。

としみつ
「………昨日から何ですか。俺が別れたの騒いだから怒ってるんすか。」

そう言うと、人の顔をジーッと見て近付いてくるA。
あまりにも顔が近すぎて、眉間にしわが寄ってる普段の2割減な顔でさえもちょっとドキドキしてしまう俺に、

『………解せぬ。』

そう言って、コンビニ行ってくるー。なんて出てった。

解せぬって何?答えになっとらんがや。


そんな事を思いながらも、その後は別に普通だったから俺も何もなかったように過ごしてた。


それからしばらくして、増田と増田彼女とその彼女の友達と俺とで呑んでもう一件行くかー?なんて話ながら歩いてたら、偶然Aも近くの店に女友達と来てたらしくバッタリ。

としみつ
「あっれぇ〜?Aやーん、何してんのこんなとこでぇ〜!」
『げっ…としみつ。酒くっさ!』

としみつ
「そりゃ呑んでますからねぇ〜。ねぇー?♪」
彼女の友達
「あははっ、としみつくん酔いすぎ〜♪」

としみつ
「なぁ〜んで、良いや〜ん♪」
彼女の友達
「ここ道端だよぉ〜?後ろからギューッって普通に照れるからぁー。///」

増田
「あ!、Aちゃん達も一緒にどう?♪」
『んー、今日は遠慮しとく!皆楽しんでねー?』

そう言って歩いて行ってしまったAの背中が、なんだかちょっと不機嫌だった気がしたけど、酔ってる俺をいつものようにバーカとかって思ってたんだろうと言う結論に至った。


───────────…


──────…


で、気付いたら知らない天井。


パンツ一丁で布団の中に居る俺。


ベッドの脇を見れば、ゴミ箱にティッシュ。


そして、シャワーの音が聞こえる───…


としみつ
「………あぁー。そうかぁー。」



どっから記憶がないのか、昨日Aに会ったのは夢だったのか、何がどうなって俺は今ここに居るのか、この二日酔いの頭痛に後悔しながら考える。

結局分からず終いだったけど、相手の子に聞くのも気が引けてとりあえずタクシー代を渡して先に帰らせ自分も次のタクシーに乗り、真っ直ぐてつやの家に向かった。

としみつ
「……おざーす。」

『あ、てっちゃーん遊ぼー!♪』

あれ、なんか今、避けられた?

───→←好き×スキ【続】(tsmt×ry)



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作者名:ぴーさん。 | 作成日時:2018年11月5日 15時

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