ACT.15 ページ17
----監督side----
す、すごい……。
Aくんのやる気が離れている私達にまで届いている。
『なので、左京さん。
本気で潰す覚悟でいきます。』
途端にAくんの雰囲気がガラッと変わった。
みんなは、不安と期待の目を2人に向けていた。
そして、他の秋組、いや、それ以上かもしれない程のキレのあるスピードで左京さんに技を仕掛けた。
｢す、すごい……。｣
｢秋組と言われても違和感がないくらいだ。｣
｢ホントに未経験者なんスか…？｣
目を丸くして見ている紬さん、丞さん、太一くん達を初めとし、みんなが釘付けになっていた。
｢よし、止まれ！雨利間、よくやった。｣
雄三さんが満足げに言った。
『っはい！左京さん、ありがとうございました。』
Aくんは左京さんにペコリと頭を下げた。
｢いや、未経験者にしちゃかなり上出来だ。よく頑張ったな。｣
そう言って左京さんはAくんの頭を優しく撫でた。
……え？撫でてる？
｢あの左京さんがまるで我が子を褒める父親見たいになっているだと…！｣
｢ひ、人の頭を撫でてる！？しかも会って数十分の子に！？｣
誉さんや、臣くんのように、みんなその光景を凝視する。
その時のAくんの反応はというと、
『！あ、ありがとう、ございます…。』
照れ笑いをしながら撫でられていた。
え、笑顔が、か、かわいいぃ…かわいいよおぉ…
｢か、カントク先生…顔が、すごいッスよ…。｣
え？！
｢う、うそ！？｣
｢ほんとほんと。今までにない程の緩みきった顔。｣
ば、万里くんにまで言われる程凄かったの…？
｢まぁまぁ、あの子の可愛さは、ここにいるみんな知っているんじゃない？もちろんボクもね。｣
東さん…なんか危ない気が…
｢…至の言ってたマジつらいの正体、これかも。｣
｢……そうかもな。｣
｢彼の魅力の1部だな。｣
密さんに丞さん、まさかのガイさんですら認めるこの子の可愛さ…恐るべし。
｢今から冬組の台本を渡す。そのアドリブで、
泣いてみろ。｣
先程のホンワカタイムが終わっていよいよラストスパート、冬組の旗揚げ公演時の台本が渡された。
…って、え？
｢……急にハードルが上がりましたね。｣
｢俺らでもかなりの難易度だぞ。大丈夫なのか？｣
演劇経験の長い紬さんや丞さんですら難しいこと。
……でも、
｢……大丈夫です。あの子なら、きっと。｣
｢…俺も、アイツならできる気がしてきた。｣
十座くんもAくんに期待している。
ラッキーカラー
あずきいろ
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8
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西 - この方角に福があるはずです
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爍搭(プロフ) - (名前)さん» ありがとうございます！そう言って貰えてとても嬉しいです！これからもよろしくお願いします！(返信すごく遅れちゃいました。ごめんなさい！) (2020年8月24日 21時) (
レス) id: 18710b181a (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 面白すぎます！ 夢主君可愛すぎる！!応援してます！更新頑張ってください！ (2020年4月21日 3時) (レス) id: 0a80c4d22b (このIDを非表示/違反報告)
爍搭(プロフ) - 色々ありましたが更新再開です！これからもどうぞよろしくお願い致します！ (2020年3月3日 15時) (レス) id: 51bde1a2bb (このIDを非表示/違反報告)
爍搭(プロフ) - 白狐しゃんさん» 返信が遅くなってしまい申し訳ありません！今現在テストの嵐ですが出来れば更新していくのでよろしくお願いします！ (2019年10月31日 22時) (レス) id: cd3ce3f1ca (このIDを非表示/違反報告)
白狐しゃん(プロフ) - 勉強大変ですね…自分なんて勉強という文字のべにも届かないくらい勉強をしません()…勉強の方もこの小説も応援しています！ (2019年9月16日 0時) (レス) id: c1b876fff4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：爍搭 | 作成日時：2019年5月12日 21時
