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二口堅治 ページ6

妄想題:TEL二口
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「あ゛〜眠い……」

二口「あと何個残ってんの。」

「工業プリント4枚とワーク」

二口「1番大変なやつ後回しにしてんじゃねえよ…。」


本日夏休み最終日。
そして山積みの課題。


「終わんない……もう日付変わったよ?あと8時間後には学校にいるとか信じられん…」

二口「電話付き合ってるこっちの身にもなれよマジで」

「ありがたやマジで」

二口「お前……」


課題終わらないってつぶやいてたら「電話する?」って反応してくれた二口に甘えて答えを教えてもらいながら今に至る。

おかげでだいぶ終わったけど、さすがに集中力が切れてきてプリント4枚が遠い。


「これオール確定だわ」

二口「3時には寝たい」

「……頑張る」


まあ明日というか今日も部活のある二口をオールに付き合わせる予定なんてそもそもないけど、
珍しく優しい彼の思いを無駄にしないために眠気を必死に抑え課題と向き合う。


二口「てか朝早く起きてやればいいんじゃねえの?」

「寝るとやる気なくすんだよね。試したことあるけど成功したことない、余裕で三度寝。」

二口「あー、まあ分からなくもない」

「あと二口との電話が意外と心地よくて好きだなー。1人でやるよりだいぶはかどるよ。」

二口「それ答え教えてもらってるからだろ」

「…否めない」


電話の向こうで「明日サーブ直撃確定だな」って笑う二口はすごく楽しそうだ。

教室ではわりと絡むけどこんな機会でもないと電話なんかしないしましてや長電話は今回が初めて。

それなのに微妙な雰囲気になることなく会話し続ける私たちはやっぱり気が合うと思う。



「なんかほんと私たち仲良いよね」

二口「な。気遣わないで話せるあたり楽だよ」


「そんな親友のために次の休みも面倒よろしく」

二口「……いーよ。俺も山田と話すの好きだから。」






_______________

二口「提出12時までなんだし学校来てから写した方がいいんじゃね?そっちの方がやる気出るだろ」

「…………それだわ二口天才おやすみ」

二口「は?ちょ!……切りやがった」

澤村大地→←白布



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作者名:もぐ | 作成日時:2017年8月11日 0時

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