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游凛side
中島くんにお姫様だっこされているAは弱々しく、目を閉じていた。
芥「あいつだけは絶対に許さぬ」
游「当たり前…
ところで、会った時から気になってたんだけど」
芥「なんだ?」
游「芥川さんってAのこと好きなの?」
言いながら芥川さんの顔を見ると、固まったように私の方を見ていた。
游「あれ?好きなの?」
芥「好きではない…!」
彼は顔を真っ赤にして私に抗議する。
游「はいはい、好きなんだね〜」
適当にあしらると、不満そうな顔で前を向いた。
あいつの前で2人同時に止まる。
竜「貴様らは知っているか?」
薄笑いを浮かべながら私達に聞いてきた。
芥「何がだ」
竜「あの娘のことだ。
貴様らはあの娘の全てを知らない」
その言葉は私の上からのしかかってくるように感じた。
竜「娘の異能力には先がある」
游「先?」
私があいつに聞いた時、砂嵐のような音が聞こえた。
芥「なんだ…この音は」
游「私のキーホルダーからだ…」
私がポケットから出した時、砂嵐が止みある人の声が聞こえた。
「やあ、雫坂さんと芥川くん」
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宇宙 - 面白かったです!続きが見たいです更新待ってます! (2016年12月12日 22時) (レス) id: c36e1fb932 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:光波 | 作成日時:2016年12月9日 21時