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游凛side
「ふふふっ…」
声が聞こえると、Aがピクリと反応する。
游「あんたが竜司さん。
私のお父さんの弟ですよね?」
貴「姉さん…何言ってるの?
この人は父さんじゃないの?」
游「そうでしょ?
だっt…」
だって名前が違うじゃん。
そう言おうと思った。
だけど、この子はお父さんの名前を知らないんだ。
貴「姉さん?」
游「っ…」
私を見つめる目はとても純粋な目。
過去が真っ黒だったのにも関わらず、仕事がマフィアなのにも関わらず…
この子は汚れていない、綺麗な目を持っていた。
竜「そう、貴様の言う通りだ。
俺はあいつの弟よ」
やっぱり、そうだったんだ。
父さんは死んでる。
Aの顔を見ると、困惑した顔であいつを見ていた。
芥「…だいたい理解した」
沈黙を破ったのは、Aの上司…芥川さんだ。
芥川さんはゆっくり歩き出し、Aの後ろで止まった。
貴「芥川?」
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宇宙 - 面白かったです!続きが見たいです更新待ってます! (2016年12月12日 22時) (レス) id: c36e1fb932 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:光波 | 作成日時:2016年12月9日 21時