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「…い…」









誰だ?僕の名前を呼ぶのは。









Aか?









矢張り、先程のは夢なのだな…









「せ…ぱい」









何を言っているのだ、全く分からぬ。









目を開けようとした時、先程から聞こえている声にもう1度呼ばれた。









「芥川先輩!!」









その声で眠気が一気に覚めた。









目を開け起き上がると、隣にAはいなかった。









芥「樋口…?」









樋「芥川先輩…大丈夫ですか?」









芥「樋口!Aは!
あいつはどこにいる!?」









樋「芥川先輩!落ち着いてください!!」









ハッと気づけば、樋口に羅生門を向けていた。









芥「すまぬ…気が動転していた…」









樋「いえ、平気です。
それよりも芥川先輩、これを…」









樋口に渡されたのは1枚の紙だった。









『Aはこちらで預からせてもらう。
お前にAを任せるわけにはいかない』









芥「樋口…」









樋「何でしょう?」









僕は…









芥「僕は…弱者か?」









樋「そんなっ…
先輩は弱くありません!」









だが、僕は負けたのだ。









女1人守れぬ者が太宰さんに認めてもらうなど…









僕が…間違っていた。

〃→←7話 君を想ひ



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宇宙 - 面白かったです!続きが見たいです更新待ってます! (2016年12月12日 22時) (レス) id: c36e1fb932 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:光波 | 作成日時:2016年12月9日 21時

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