７話 君を想ひ ページ23
Aの親がいた。
そいつは僕のことを弱者と言った。
太宰さんに言われるならまだしも、会って少しばかりの者に言われるのは…解せぬ。
あと、Aが傷だらけなことだ。
あいつは滅多なことでは怪我１つしない。
やはり、あいつの親なのだなと思った。
でも…あいつを傷つける事だけは許せぬ。
それが、親でも…決して！
いつからだ？僕があいつの隣が心地いいと思ったのは。
あいつが僕の隣にいることが当たり前になったのは。
あいつにもっと側にいて欲しいと思うようになったのは。
今までに感じたことのない気持ち。
それは、僕の心を埋めるように増えていった。
僕は弱者だ。
だが、心のそこから思う。
あいつを守りたい。
なら、その思いは目の前で砕け散った。
「A、俺のところに戻れ」
貴「…その代わりに約束して。
芥川を傷つけるな」
何故、僕が守られているのだ。
僕があいつを守らなくては、この男と戦った意味がない。
だが、手刀を受けたらしく意識が遠のいていった。
意識が飛ぶ前、聞こえた声…それは
「…ごめんなさい」だった
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宇宙 - 面白かったです！続きが見たいです更新待ってます！ (2016年12月12日 22時) (
レス) id: c36e1fb932 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：光波 | 作成日時：2016年12月9日 21時
