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貴「なんだって…?」









「お前は莫迦だ。
弱いくせに、大切なものを守ろうとする。
だが、お前は弱いから大切なものを守れない」









こいつが言ってるのは、全て合っていた。









私は弱いくせに能力に甘え、さらに弱いから大切なものすら守れない。









自分ではわかっている。でも、こいつに言われるのが…100倍腹立つ。









貴「うるさい!」









異能力で水を氷に変え、先の鋭いつららがあいつにたくさん飛んでいく。









「これだからお前は弱いんだ」









私の放った氷はあいつの手に触れた瞬間、全部綺麗に砕け散った。









貴「なんで…貴方に異能力は無いはず…」









「お前には言ってなかったが、俺にはちゃんと異能力があるんだよ」









あいつが手を出すと砕け散った氷がまた集まり、またつららになった。









「もう一回言ってやろう…お前は弱い」









あいつが私を指差すと1つのつららが私のお腹に刺さる。









貴「あ"あ"!!」









体中に激痛が走る。









そのあと、つららが右足の太ももを貫く。









貴「うあああ!!!!」









3つ目のつららが私の顔の前で止まった時、あいつは言った。









「A、俺のところに戻らないか」









戻る気はさらさらない。









貴「戻らない」

〃→←6話 自分の存在



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宇宙 - 面白かったです!続きが見たいです更新待ってます! (2016年12月12日 22時) (レス) id: c36e1fb932 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:光波 | 作成日時:2016年12月9日 21時

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