女の本性�� ページ10
「…っい！」
バランスを崩した瞬間、アイラちゃんのナイフが私の腕をかすった。
かすっただけなのに大量に流れる血。
AL「ナイフは私の専門なの。よく手入れしてるから切れ味抜群よ」
反撃しないと殺されてしまう。
分かってても反撃出来ない。
「こんな事、やめて」
AL「ふふ、やめれないわよ」
振りかざされたナイフを避けて血の塊を地面に飛ばす。
「
バッと手を上に上げると同時に地面から生えてくる触手がアイラちゃんを捕まえた。
AL「っなによこれ！」
「…キノコを食べさせたのもわざとなの？」
手足を縛られて動けないアイラちゃんにそう聞く。
AL「ええ、そうよ！全員に食べさせてやろうかと思ったんだけど失敗しちゃったわ」
「作り物の感情で振り回さないで！」
悪びれる様子もないアイラちゃん。
「そんなので愛されて嬉しいの？」
AL「そうね、あなたには分からないでしょうね」
アイラちゃんの言葉に何も言えなくなってアイラちゃんを解放した。
「分からない、もう何も分からない」
AL「ふふ」
アイラちゃんの笑みに違和感を感じた。
アイラちゃんに背を向けて走った。
私が悪いの？
アイラちゃんの声が切なくて苦しい。
私がいなければよかった？
考えれば考えるほど涙が溢れ出た。
血だらけになった右腕を抑えて家の前に立つ。
「…」
帰りたくないなあ。
きっと、ローに見せたら怒られる。
サンジやゾロやエースに心配される。
「…っ」
こんな時でさえ、サボやルフィが心配してくれないんだろうなと考えてしまう私は馬鹿だ。
LF「A？」
引き返そうとした瞬間、聞き慣れた声に足が止まる。
LF「…っお前！どうしたんだよその腕！！」
バッと腕を掴まれてルフィのほうを向かされる。
私の顔を見てハッとするルフィ。
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ちいず 。 - なーさん» ありがとうございます(*^^*)頑張ります！ (2020年10月11日 23時) (
レス) id: fa5f87501a (このIDを非表示/違反報告)
なー - 面白いです！頑張ってください！！ (2020年10月11日 20時) (レス) id: 09470673ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちいず 。 | 作成日時：2020年9月20日 0時
