【番外編】サボ × 告白 ページ24
SB「は、いるのかよ…」
分かりやすく嫌そうな顔をするサボ。
思わず笑ってしまう。
「ふふ」
SB「笑うなよ。誰だ?」
「知りたい?」
そう聞くと大人しく首を縦に振る。
きゅうっと胸が締め付けられる。
「優しくて、強くて、かっこよくて…」
SB「なんだよ、それ…」
「それから、変態」
SB「そんな奴にお前は渡せねェな」
あなたですけどね。
その言葉をグッと堪える。
「私のために命をかけるの」
サボの頰にそっと手を伸ばす。
もう拒否されてもいい。
抑えるよりはずっと…良いと思うんだ。
「サボが好きだよ」
そう言うと目を見開いて驚くサボ。
じっと見つめていると私の頰を優しく包んでキスを落としてくる。
「ん…サボ」
SB「嘘なら今のうちだけど?」
「サボが好き」
逃げる事なくそう言うと力強く抱きしめられた。
SB「俺もAが好きだ」
「あはは、知ってる」
ふわふわの金髪を撫でる。
この人が愛おしい。
AC「…お前ら、何してんだよ」
そんな声の主はエースだった。
サンジもいる。
「秘密」
SN「怪しい…!!キッチンでイチャイチャしていいのは俺とAちゃんだけだ!」
「初耳だけど」
そう言うとサボが立ち上がって私に手を差し出す。
その手を握って立ち上がると肩を抱き寄せられた。
SB「今日から俺の彼女」
「〜〜っ!」
恥ずかしい。
熱が顔に集まってくる。
SN.AC「「はああ!!??」」
そのふたりの叫び声でみんなが飛び起きてきたのはまた別のお話。
58人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちいず 。 | 作成日時:2020年8月21日 23時