【番外編】サボ × 告白�� ページ23
※ こちらの番外編は本編とは全くの無関係です。
もしもこんな展開があれば…のお話。
・
あの日、サボが私を庇った時からずっとドキドキしてる。
「はあ…」
朝、起きて水を飲む。
サボが同じ部屋にいるだけで心臓が止まりそう。
「恋、だよね。うんうん」
まさか私が誰かを好きになるなんて。
しかも相手はあの変態…(酷い
キッチンで腕を組んで絶望してると近づく人影。
SB「珍しく早いな、A」
「さ、ささサボ…！」
SB「はは、どうしたんだよ」
慌てて後退りをする私を見て笑うサボ。
きゅうっと胸が締め付けられる。
「…おはよう」
目が見れなくてそらすと距離を縮めてくるサボ。
SB「いつも以上に変だぞ」
「いつもは余計…」
トンッと軽くサボの胸板を殴る。
今にも鼻が触れ合いそうな距離に心臓の音は加速する。
「近い」
SB「…キスできそうだな」
サボは私のこと好きなのかな。
正直、好きだって自信があった。
だけど思うんだ…本当に好きなら言わないんじゃないかって。
「本気で言ってる？」
SB「俺はいつも本気だけど？」
サボを見上げると笑っていて、
いや、冗談じゃん。なんて言いたくなる。
「ねえ、サボ」
名前を呼ぶたびに愛おしくなるよ。
サボの仕草全てが私を苦しくさせる。
SB「ん？」
「私に、好きな人が出来たら…どうする？」
意気地なし。
そんな質問をしてサボは困る分かってるのに。
サボと距離を取ろうとしてバランスを崩して尻餅をついた。
「いったあ…！」
そんな私の前にストンとしゃがんで片手で後頭部を掻くサボ。
SB「お前に好きな人が出来たら、嫌だな…」
下を見たままそう言った。
心臓が痛いくらいに大きく音を上げる。
「…いるよ、好きな人」
顔を上げたサボの瞳が揺れる。
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作者名：ちいず 。 | 作成日時：2020年8月21日 23時
