Brother (ページ44)

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優太side

櫻井先生にバレてしまった。今日はれんかいの看病はしないで寝るとか…無理に決まってる。あの天使の寝顔を見たいのに。

玄樹「おかえり優太にぃ」

「うん…あのされんかいの看病3人に任せていい？」

紫耀「勿論！優太にぃは休んでていいよ」

「なんで！？」

勇太「ごめん、俺ら気付いてたのにれんかいの事でいっぱいいっぱいで…」

「大丈夫、俺も黙ってて悪かった」

玄樹「優太にぃ…」

「ほら今はれんかいの可愛い寝顔見とこうぜ！」

勇太「…」

紫耀「そうだね、帰ったらちゃんと薬飲んで寝てよね！」

「分かってるよ笑」

弟にまで言われるとはな…参ったな。

それから、れんかいの点滴が終わった。寝てたのに起きちゃって針を抜く時も大泣き。看護師さんもあわあわしてたよ。

勇太「はい優太にぃ、お粥ね」

「ありがと」

俺が教えたから全員が作れるようになった卵がゆ。うん美味しい。

「勇太戻っていいぞ？」

勇太「優太にぃが無理しないように監視しとけって玄樹にぃが」

「玄樹…」

勇太「食べ終わったら薬飲んで！」

「わかったよ…笑」

もう子供じゃねぇのにな、今までは勇太の方だったけど今は看病される方なんて。

れんかい「「うわあああん！いやああああ」」

「あ…」

勇太「行っちゃダメだよ！あっちには紫耀にぃと玄樹にぃがいるから」

「はい…」

勇太の看病のお陰で次の日には平熱に下がったけど、病み上がりだからとゆっくり休んだ。

ありがとう、勇太。あと看病変わってくれてありがとう紫耀、玄樹。