Brother (ページ41)

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木を見て森を見ずページ41

優太side

れんかい「「うわああああん」」

どうも長男の優太です。なんでれんかいが泣いてるかと言うと…。

紫耀「あっち！ちょっと冷えピタ替えてくるわ」

玄樹「はーい廉、海人泣かないよ～」

勇太「しんどいね…」

2人とも高熱を出しました。中々2人同時になんてないから俺らも戸惑った。でも4人で分担してやってると案外上手くいってる。

勇太「こうなったらもう櫻井先生のところ行く？」

「そうだな…まあ今より泣かれるけどな」

ちっちゃい子特有の病院嫌い。入口が見えた瞬間泣き出すふたり。さらに櫻井先生を見ると病院中に響いてるんじゃないかぐらいギャン泣き。

2人が泣き疲れて寝てしまい俺らは病院に行く準備。

海人「うぅ…」

廉(モゾモゾ…)

ピタッ…

紫耀「大丈夫だよね？」

玄樹「うんセーフ」

2人が動くからてっきり起きたのかと思った。まだ起きてないよな。うん。

準備万端で起こさないように2人を抱っこしいざ小児科へ。

受付「体温測ってくださいね」

いつもどうり問診票と体温計を2つ渡され近くのソファーに座る。

そっと廉の脇に体温計を挟む。鳴るまでに問診票を書いて、鳴るのを待つ。

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

機械音が鳴り見てみると38.9℃と液晶に表示された。海人も同じく38.9℃。

うん、点滴決定じゃない？

実は俺も体のだるさを感じている。でもこの2人に比べてみれば全然だ。