Brother (ページ18)

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ナレーション風

店員「824円です」

廉「あい…」

廉くんは1000円札をお財布から出し店員さんに渡します。

店員「はいお釣ね！」

心優しい店員さんが海人くんが持っていたエコバッグに入れてくれました。

海人「ありがと！」

廉「ありがとー！」

店員「ばいばーい頑張ってね！」

店員さん何から何までありがとうございます！

さあ！ルンルンでおかえりだー！っと思ったらあれ？海人くんの足取りが重くなっちゃった。

廉「かい…？」

海人「にぃ達に会いたい…うう」

廉「そんなのれんだって…う～」

お兄さんたちは先に帰ってしまい、後ろにはいません。

ついに、2人とも歩道に座り込みわんわん泣きます。

れんかい「「うわあああああん！！」」

お家は曲がり角を曲がればすぐに見えます。でもそこまでが遠いんです。

家から廉くんと海人くんの泣き声が聞こえます。お兄さんたちは何回もベランダに出たり玄関の方に行きます。

その度に和也さんはお兄さんたちを止めます。

和也「あの子たちを信じましょう」

一方、廉くんと海人くんはまだ泣いていました。

？「あれ？廉と海人じゃん！」

北斗くんと樹くん、近所の子です。

北斗「どうしたの？」

廉「ヒクッ…うう…おちゅ、おちゅかあい」

海人「にぃたち、ｸﾞｽｯ…あーたい…ﾋｸｯ」

樹「おつかい？」

北斗「にぃ達に会いたいの？」

樹「じゃあ俺達と一緒に行こ！」

2人は樹くんと北斗くんと手を繋ぎ立ちました。

曲がり角を曲がればすぐにお家が見えました。だんだんと近ずいてくる泣き声にお兄さんたちは安心したようです。

樹「ここからは自分たちで行きな？」

北斗「頑張れ！」

廉くんと海人くんは玄関のドアを開けました。

れんかい「「た、だだいまあああ…うわああん！」」

和也「おかえり2人とも！」

紫耀「にぃたちのためにありがとう！」

玄樹「もう顔がぐしょぐしょ笑」

勇太「ちゃんと買えたじゃん！」

優太「すごいな！」

廉くんと海人くんはホットケーキを食べていつもの笑顔に戻りました！