Brother (ページ15)

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可愛い子には旅をさせよページ15

勇太side

玄樹「廉と海人にもさせる？」

優太「え！？」

小さい子がおつかいに行く番組を見て玄樹にぃがそう言った。

優太にぃは行かせたくないみたい。

紫耀「もうすぐ4歳だしね」
※2人の誕生日を合わせて5月26日とします。4月中旬頃の設定

「可愛い子には旅をさせよって言うしね」

優太「でも…」

「じゃあこうしよ！」

この家の中ではまだ頭が良い方の俺がみんなにある提案をした。するとあんなに渋っていた優太にぃも案外すんなりOKしてくれた。

作戦は、月一で来る潤くんか和也くんの時におつかいを頼む。

そして俺らはいつもの様に遊びに行ってると見せかけて廉と海人の後ろについて行く。

玄樹「丁度明日じゃん！」

優太「え！？早くね？来月でも良くない?」

紫耀「絶対優太兄ちゃんそうやって先送りにしそう」

「うん！じゃあ明日」

俺がおつかいしたのは3歳になったばかりの時だったと思う。

玄樹にぃが言うには、醤油が無くて親もいなくて優太にぃが渋々俺に頼んだとか。

行きはすんなり行けたけど、帰りは道に迷って大泣きして大我に連れられて帰って来たとか…。

どっちもまだ甘えん坊で俺たちがいないと何も出来ないような2人だけど、絶対出来るって信じてるから。