Brother (ページ14)

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玄樹side

次の日、また幼稚園から連絡が来た。昨日のことで話があるとか。

今日は俺が行くことになった。

智「あ、海人くんのお兄さん」

「大野先生こんにちは」

部屋に行くと海人と男の子と女性がいた。

女性「海人くんのお兄さんですよね？」

「はい」

女性「単刀直入に言いますとうちの子が昨日泣いて帰ってきたんです」

その女性曰く、海人がいきなり突き飛ばしたとか。いやいやそっちがなんか言ったのが原因でしょ？

「海人がそちらのお子さんに両親がいないのはおかしいと言ったっ言ってるんです。

確かに突き飛ばしたのはやり過ぎたかもしれませんが、そちらの教育の仕方にも問題があるんじゃないですか？」

そういうと向こうは何も言えなくなった。

海人「ドンしてごめんね？」

男の子「いいよ、僕もごめんね？」

海人「いいよ」

「2人とも謝れて偉いね！」

男の子の頭を撫でようとするとお母さんが自分の方に寄せた。

女性「触らないで、行くよ」

男の子はお母さんに手を引かれているけど何回もこちらを見ていた。

智「ごめんね、明日言っとくから」

「大丈夫です！こういうの慣れてるんで」

海人の手を引き家に帰った。