Brother (ページ2)

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朝ページ2

紫耀side

平野家の朝は早い。

優太にぃが朝食とお弁当を作る為に5時に起きる。

そして、勇太が起きて玄樹が海人を俺が廉を連れて下に行く。

優太「おはよ」

「おはよ」

廉「んぅ～」

廉がまだ眠そうなのは日常で、

海人「れん！おあよ」

廉「んぅ、かいおあよ…」

対して海人は朝から元気いっぱいなのも日常。

廉と海人は親の顔を知らない。それもそうだ、2人がまだ赤ん坊の時に両親は出ていった。

元々両親は俺たちに興味がなかった。だから優太にぃは料理が上手くて俺も家事が出来る。

それが廉と海人が産まれて家を空けることが増え、遂に帰って来なくなった。

まああんな親帰って来なくてもいいけど…。1週間後、母方のおじさん達が来て俺たちに謝った。

和也『毎日来ることは出来ませんが、月1で生活費とお小遣いを渡します。

その時に廉と海人は私か潤くんが見ますから何も考えずに遊んできてください』

これぐらいしか出来なくて申し訳ない。と頭を下げた2人を見て、お願いすることにした。

祖父母は両方共亡くなっていて、親戚はその2人しかもう居ない。

今は隣りに住んでる髙地家の皆にも助けて貰っている。