夫婦喧嘩やめてください【3年A組】

22話 ページ24

あの後は誰もなにも言わなかった


ただ涙を流す者。どこか1点を見つめ放心状態になる者。恐怖に怯える者。


今は私以外みんな疲れたのか眠っている





目を閉じるだけで思い出すれんれんが刺された瞬間


私は眠れるはずもなく1人空を見上げていた


『…』


甲斐「A…？」


『隼人…ごめん起こしちゃった？？』


甲斐「いやべつに…寝れないのか」


『うん。思い出しちゃって…』


甲斐「…まあ。そうだよな」


甲斐「寝れるまで抱きしめててやろーか」


『なにそれ。やっぱ私のこと好きなんじゃん』


甲斐「そうだよ」


『ほらね！……え？？』


甲斐「好きだよ」


『あのはやとさ…甲斐「…友達として」…ですよね〜』


甲斐「なに。期待したの？」


『っ！してないし！！！！』


甲斐「ははっ！素直じゃないな〜」


『だまれ』


甲斐「で、どーすんの？来るなら今のうちだけど？？」


『…お願いします』


甲斐「素直じゃん。いつもこのぐらい素直ならいいのに」


『うるさいな。でも隼人の腕の中落ち着く…なんか…も…寝れそ…………』






甲斐「寝んのはや」


甲斐「…可愛い。つか無防備すぎんだろ」









甲斐「(いつか友達としてじゃなくて恋愛的な意味として好きだって伝えなきゃな)」

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