ごじゅうご ページ12
そらるside
『…私はそういうとこも含めてそらるが好きだよ…ってこと！！もう寝る！』
そう言って高速、もはや光速でベッドに潜ったA。
しばらく頭が働かなかったけど、ゆっくりAの言葉を思い出す。
そういうとこも含めて、俺が……
うわむりこれ。やばい。顔絶対赤い今。
心臓うるっさ。
…あー、くそ。
俺は感情のままに、毛布を剥ぎ取ってAを抱き締めた。
『な、ちょっ…、』
「すき」
『、』
「すき、大好き、愛してる」
『は、ぁ？何おかしなこと言ってんの！』
「好きすぎておかしくなった。」
『あ、暑いよ…』
「いーの。…ね、もっかい言ってよ」
『言うわけねーし』
「じゃないと一生このまま」
『…ばかみたい』
ググーンとAの体の熱が上がったのがわかる。
『だから…い、いつものそらるが好き…です……』
どんどん語尾が小さくなっていく。
…いや、無理無理。
「まじで可愛い…可愛すぎ……」
『な、何言ってんのほんと、』
「俺以外に絶対見せんなよ」
こんな顔見たら。
誰でも落ちるに決まってる。
「…俺が彼氏で、いいの？」
『いーの』
「彼氏っぽいことできないよ？」
『いい。てかたまにだけどできてる。』
「素直じゃないよ？」
『ん。そらるが常に素直だったら怖ぇわ。』
「すぐ嫉妬するよ？」
『いいの。好きだよって言ってるのと同じようなもんだし。』
「…あいつらみたいにかっこよくないよ？」
『か、かっこいい…から…』
心の中にずっとあったものがやっとなくなった気がした。
俺、Aのこと好きになってよかったな。
『…ていうか、そらるこそいいの？』
「何が？」
『こんな彼女で。私、本当に何もないから、』
風邪のせいか否か、Aの目は微かに潤んでいた。
「何も無いわけないだろ。料理できるし元気だし可愛いし。
俺が彼女にしたんだから当然じゃん。」
『可愛く、ないもん』
「可愛いから」
『もっと可愛くならないと「それはだめ」え…、』
…だせぇよな俺。
「それ以上可愛くなんないで。ライバル増える。…心臓持たない…」
また赤くなったAの顔を見て、俺も熱が移る。
やば…おかしくなりそう…
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ルテメナ - シリアスやら潰しやら見てきたけど結局ケンカップルが好きです。ということで夢主をそらるさんが強奪してきます。 (2019年4月14日 8時) (
レス) id: 7db1bf3dcb (このIDを非表示/違反報告)
まい - 私も続編書いてほしいです♪ (2019年3月21日 12時) (レス) id: ad52702071 (このIDを非表示/違反報告)
朔間光(プロフ) - 続編描いて欲しいです!楽しみにしてます (2019年2月16日 0時) (レス) id: 7e46e29486 (このIDを非表示/違反報告)
のん＠ボカロ、文スト好き - 続編楽しみに待ってます！これからも頑張ってください！ (2019年2月15日 15時) (レス) id: 60b97a8d86 (このIDを非表示/違反報告)
ルージェ@低浮上 - 続編楽しみにしてますね！！(プレッシャー(((()そらなーの墓場になりつつありますよここ((((( (2019年2月7日 6時) (レス) id: 7a918a5fac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るーとす. | 作成日時：2018年5月12日 20時
