6月3日 ページ4
『今日は【絶叫する日】らしいべ』
ま「へぇ 絶叫しなきゃいけないね」
『絶叫といったら…』
『ジェットコースターだよね』
ま「ホラー映画だよね」
ま「よし、意見一致ってことでホラー映画見ようか」
『全然一致してないし 耳可笑しいだろ 耳鼻科行けよ』
ま「そんなに笑顔で！ そっかそっか、やっぱり見たいんだねっ！」
『真顔だわ 眼科も行け』
ま「Aが乗り気になったところで、一緒に見ようね！！」
『…なんだお前』
全く乗り気ではないAをソファーに座らせる。
『いやだ、いやだ、怖い！』
ま「大丈夫！ 僕がいるよ！」
『頼りないよぉ』
ま「ヒドい！」
テレビでホラー映画を再生すると、僕の服をギュッと掴むA。
あぁ、こういうのしたかったんだよなぁ…
なんて、思ったのもつかの間。
テレビにはものすごく怖いシーンが映し出されていた。
ま「わあああぁぁぁ！！！！！！？」
『ぷぴぎゃんきゅううううう！！！！？』
半泣きで縋りついてくるAが流石に可哀想になってきたので、早めに切り上げることに。
…僕も怖かったから見たくなかったとか言えない。
『あぁ…怖かった…』
ま「本当だよね…」
＿＿
夜、明日は仕事のAはいつも早めに寝るため、寝室に行った。
これで、怖くて寝れない。とか言ってきたら幸せだなぁ…なんて、妄想しながら作業をしていると、部屋のドアがノックされた。
『…まふくん』
ま「ん？」
ドアの前に立っているAは大きなまふてる人形を抱いている。
どうやら皆さん。妄想が現実になるみたいですよ。私、幸せ。
『…』
ま「A？…怖いの？」
黙って頷くAを抱き締めながら頭を撫でる。
ま「…一緒に寝よっか」
『ん…』
ま「ちょっと待っててね」
パソコンをシャットダウンさせようと後ろを向くと背中に違和感が。
ま「…Aさん…」
服の裾を握って付いてくる。
そんなに怖かったのか…申し訳ないことをしたな…僕には得しかないけど。
シャットダウンをして、Aの手を取り、寝室へ向かう。
ベッドに入ると、すり寄ってくるA。
そんなAの腰に手を回しリズムよく撫でる。
すると、安心したのかすぐに寝息を立て始め、気付いたら僕も眠りに落ちていた。
夢で幽霊に襲われることも知らずに。
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細胞 - 完結おめでとうございます！毎日の更新は本当に大変だったと思いますが、いつもこの作品に癒されていました。実生活の方がお忙しいと思います。これからも応援してます！ (2018年6月21日 17時) (
レス) id: e784bcfcdd (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 完結おめでとうございます！いつも読ませてもらってました。この小説のために学校頑張ってましたし…。約半年間お疲れ様でした！寂しくなったときここに戻ってきます。 (2018年6月21日 0時) (レス) id: 92741a1cff (このIDを非表示/違反報告)
amine(プロフ) - 完結おめでとうございます！本当に終わっちゃうんですね（ ; ; ）毎日とっても楽しませてもらいました！約半年間お疲れ様でした〜！！！ (2018年6月19日 23時) (レス) id: 42958b7668 (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊(プロフ) - 完結おめでとうございます！通知くるたびわくわくして読んでいました！また読みに来ます！！今までお疲れ様でした！ (2018年6月19日 22時) (レス) id: 11da187f75 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - 夜咲さん、私も誕生日なんで設定あったけ！？と思いましたよwww (2018年6月12日 22時) (レス) id: a3a1fc3f89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：milk | 作成日時：2018年6月2日 20時
