6月11日 ページ12
ま「これ…」
『開けていい？』
ま「どうぞ…」
ラッピングされたものがどんどん姿を現してくる。
プレゼントは欲しがっていた口紅とAに似合いそうなイヤリング。
ピアスにしようと思っていたんだけど、生憎、Aは耳に穴を開けていないので、断念。
口紅を手にとって目を輝かせる。
『わぁぁ！！ これ、欲しかったやつだぁ！！ ありがとう！！』
ま「えっと…お返しは僕の唇に少しずつ返して欲しいな…なんて…」
自分でも分かるくらい顔が火照るのが分かる。
こんなの…自分から沢山キスをして欲しいみたいで、がめつい奴だと思われない！？
いや、キスして欲しいんですけども！！
『…ふふっ…わかった』
『あ、じゃあ今、少し返すよ』
ま「え？」
Aは早速、口紅のキャップを開けて、自分の唇に塗ろうとしている。
ま「あっ！ まって！！」
『ん？』
ま「塗ってみたい！」
『そう？』
はい。と、渡された口紅。
Aの顎を人差し指と親指で少しだけ上げて、丁寧に塗っていく。
ま「い、いい感じじゃない！？」
『…塗りすぎでは？ ベットベト』
ま「あれ？ 可笑しいな…」
『まぁ、いいや』
Aは僕の顔を両手で包んで、唇を寄せてきた。
ま「…ん」
いつもの触れるだけのキスではなく、下唇をはむはむされる。
普段とは違う心地よい感覚で頭がボーッとする。
やっと離れたと思ったら、イタズラな笑みを浮かべるA。
『どう？ 少しは返せたでしょ？』
ま「うん…」
舌舐めずりをしてみせるAはとても妖美だった。
『このイヤリングも可愛いね』
ま「Aに似合うと思って…こっち来て、付けてあげる」
『え…結構です。』
ま「…なんで？ いらなかった？」
『違う！ そういう意味じゃない！！』
ま「じゃあ、いいよね？」
『…』
ぎこちなくこっちに近づいてきたAの耳に触れる。
『フギッ…』
ま「え？」
どうやら、Aは耳を触られるのが弱いみたいです。
ま「あっ！ ごめん、当たっちゃったー」
『ギュヒッ…貴様…わざとなの知ってるからな…』
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細胞 - 完結おめでとうございます！毎日の更新は本当に大変だったと思いますが、いつもこの作品に癒されていました。実生活の方がお忙しいと思います。これからも応援してます！ (2018年6月21日 17時) (
レス) id: e784bcfcdd (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 完結おめでとうございます！いつも読ませてもらってました。この小説のために学校頑張ってましたし…。約半年間お疲れ様でした！寂しくなったときここに戻ってきます。 (2018年6月21日 0時) (レス) id: 92741a1cff (このIDを非表示/違反報告)
amine(プロフ) - 完結おめでとうございます！本当に終わっちゃうんですね（ ; ; ）毎日とっても楽しませてもらいました！約半年間お疲れ様でした〜！！！ (2018年6月19日 23時) (レス) id: 42958b7668 (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊(プロフ) - 完結おめでとうございます！通知くるたびわくわくして読んでいました！また読みに来ます！！今までお疲れ様でした！ (2018年6月19日 22時) (レス) id: 11da187f75 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - 夜咲さん、私も誕生日なんで設定あったけ！？と思いましたよwww (2018年6月12日 22時) (レス) id: a3a1fc3f89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：milk | 作成日時：2018年6月2日 20時
