+37話 そこには ページ4
「今、中也と何を話してたの?」
『え、別に……』
曲がり角を曲がると、そこには太宰治がいた。
『……先回りしてなんの用?』
「さすが。よく分かったね」
『…気配に敏感なのよ……っ、何?』
太宰治が私の頬に触れた。
「手当。してあげようと思って」
そっと傷口を触られる。
その刺激で、苦痛表情を浮かべてしまう。
『平気よ。』
脳内が警鐘を鳴らしてる。
_____________駄目。
そう言ってる。
「……ふぅん。断るの?」
太宰治の謎の黒い笑み。
断ると何かするよ、いう言っているかのよう。
「断るんだぁ……へぇ?」
『……何……』
「別に?選択は君に任せるよ」
全然、任された気がしない。
選択はひとつしかない。
「……おや、答えが決まったかい?」
そう言って手を差し伸べられた。
そして、その手をとった。
.
「Aーーー」
.
少し離れたところで、中原中也の声が聞こえた。
今なら_______
なんて、一瞬だけ思ってしまった。
「おや?余所見はいけないよ?」
グイッ、と手を引っ張られ、真横の部屋に連れ込まれた
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楓歌 - この作品大好きです!頑張ってください! (2018年7月28日 8時) (レス) id: 64f6769e17 (このIDを非表示/違反報告)
紅音鳴子ネコ@堕天使(リトルデーモン)(プロフ) - この作品とっても好きです! 更新頑張ってください! (2018年7月17日 21時) (レス) id: 072f43ea42 (このIDを非表示/違反報告)
みんにゃん†(プロフ) - 涼水蓮さん» お待たせしましたっ!続編作ってからなかなか更新できず…(´;ω;`)また、更新してくので_| ̄|○)) よろしくお願いします ((○| ̄|_ (2018年7月17日 21時) (レス) id: 8108f7e8af (このIDを非表示/違反報告)
みんにゃん†(プロフ) - 夜桜 霊華さん» そう言っていただけるなんて…私は幸せです(´;ω;`)ずっとそう思って貰えるように頑張ります!!! (2018年7月17日 21時) (レス) id: 8108f7e8af (このIDを非表示/違反報告)
みんにゃん†(プロフ) - めぐみんさん» 遅くなりましたーっ!“〇| ̄|_またゆっくりですが更新頑張ります!お楽しみにしていただけたら嬉しいです泣 (2018年7月17日 21時) (レス) id: 8108f7e8af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みんにゃん† | 作成日時:2018年7月12日 20時