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マサイside.

「愛している.....本気ですか?」

A「本気ね.....それとは少し違うかもしれないわね。」

「そうですか.....」

少し、寂しかった。

だって、俺は.....御嬢様が好きだから。

幼いとき、御嬢様にこの命を拾ってもらった時から、ずっと。

だから、ずっと御嬢様の側に居た。

嫌いな魔法だって、御嬢様のために一生懸命覚えた。

A「でもね、私はマサイを愛してる。それだけじゃダメかしら?.....おでこを貸して?」

そっ、とおでこを御嬢様に向けると、御嬢様は優しくキスをしてくれた。

「すみません、我が儘ですよね。」

A「大丈夫、私の愛しいマサイだから。」

「.....ありがとうございます、御嬢様。」

A「そういえば、朝食を食べてないわね、マサイ、お願いしていいかしら?」

「そんな呑気でいいんですか?下には殺し屋たちがいるのに.....」

A「マサイの魔法で出られないようになってるんだから、全然大丈夫よ。とりあえず、う〜ん.....トーストとスープを頂戴?殺し屋たちの分も作ってね。」

マ「.....殺し屋たちの分も、ですか?」

A「私はもう誰も殺したくないの。例え、それが私を殺そうとしてる人でもね。」

「.....分かりました。」

御嬢様には少し読めないところがある。
なにを考えているのか、つかめない。

今みたいに、殺し屋を生かそうとしたり.....

死にたいと願っていたり。

俺には、それがどうしてなのか.....全く分からない。

でも、理由を聞こうとは思えない。

御嬢様はきっと、悲しい顔をするだろうと思うから。

御嬢様にそんな顔をさせたら.....俺は執事失格だから。

A「マサイ。」

「どうしましたか?」

A「貴方を生きがいに出来なくてごめんなさいね、こんなにも尽くしてくれているのに.....」

「御嬢様は俺に気なんて使わなくて良いんですよ。だって、俺は御嬢様の執事ですから。」

自分に言い聞かせるようにそう言って、俺はキッチンへと向かった。

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りるりる(プロフ) - レウさん» ですよね!!マサイさんは重要な鍵を握る人物なので、注意深く読んで欲しいです!! (2018年1月19日 22時) (レス) id: 2275e8f96f (このIDを非表示/違反報告)
りるりる(プロフ) - Ririn☆さん» ありがとうございます!!更新頑張ります!!やっぱりマサイが執事って素晴らしいですよね((殴 (2018年1月19日 22時) (レス) id: 2275e8f96f (このIDを非表示/違反報告)
レウ - マサイかっけぇぇぇぇ!!!! (2018年1月19日 21時) (レス) id: ad3d79f394 (このIDを非表示/違反報告)
Ririn☆ - マサウィイイイイイイi(((殴 主さんは神ですか!!!? マサイが執事とか夢主そこよけろぉおおおおo((((殴 更新頑張ってください!(痛い...) (2018年1月14日 15時) (レス) id: c59b0f698e (このIDを非表示/違反報告)
りるりる(プロフ) - もっちー@ウオタミさん» コメントありがとうございます!!好みだとは嬉しいです!!更新頑張ります!! (2017年11月28日 22時) (レス) id: 2275e8f96f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りるりる | 作成日時:2017年9月9日 10時

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