第2話 世界への挑戦 -少年- ページ5
守母「守！！守！！」
翌日、円堂は響木監督に呼ばれた身でありながら朝までしっかり熟睡していた。
下の階では、温子が大きな声を発しているが円堂は目も開けなかった。
円堂「………。」
守母「響木監督に呼ばれてるんでしょ！！早く行かないと怒られるわよ！！」
円堂「………ん、……あぁ！！そうだった！！」
円堂は目を開けると同時に慌てて飛び起き、勢いよく階段を降りて行った。
円堂「やべえ遅刻だ！！…………いってきまーす！！」
円堂「はっ……はっ……。」
円堂が道をまっすぐ走っていくと、青灰色の逆毛の少年が後を追って行った。
円堂「ん？………。」
円堂はすぐに少年に気づいたが、時間もなかったので気にすることなく
雷門中へと急いだ。
円堂「はあ、はあ……。」
少年「は……はあっ……。」
が、しかし少年は今もなお円堂の後ろを走っているのであった。
円堂が曲がり角を曲がったところで、少年も曲がる。
少年「……っうわぁっ！？」
すると不思議に思った円堂が止まっていたのである。
それに気づかず後を追っていた少年は、円堂が止まっていたので驚いた。
円堂「なんか用か？」
円堂は疑いながらも、少年に問う。
すると少年は困ったように、言葉を詰まらせた。
少年「えっと……雷門中がどこかわかんなくて……
円堂さんがいたから、ついていけばわかるかなーって……。
すみませんでした！！」
少年は、バツが悪そうに謝った。
円堂は目の前で謝る少年に関しては、もう疑うこともなかった。
すっかり疑いがなくなったので、円堂はチームメイトに向けるような笑顔で
少年に言った。
円堂「そうだったのか！！でも、俺のこと知ってるのか？」
少年「そりゃ知ってますよ！！」
すると少年は打って変わって、明るい口調で答えた。
円堂「そうか！！嬉しいな。」
円堂が喜ぶと、少年は姿勢を正し自己紹介した。
虎丸「俺、宇都宮虎丸って言います。俺も響木監督から電話もらって、これから
雷門中へ行くとこなんです！！」
円堂「本当か！？っと……時間もないし、いそごう！！」
虎丸「はい！！」
二人は小走りで雷門中へと向かった。
第3話 世界への挑戦 -再開-→←第1話 世界への挑戦 -始まり-
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
ゴーグル
ラッキーキャラ
ディラン
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鈴神(プロフ) - こんにちは、鈴神と申します。以前みるくてぃ☆としてこの小説を書いていた作者です。これからはこちらのアカウントで活動していこうと思うので、このコメントを見た方はこちらも覗いていただけるととうれしいです！ (2020年3月25日 19時) (
レス) id: 6894182e95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるくてぃ☆ | 作成日時：2016年3月25日 12時
