sweet:36 ページ36
*
*
前がどんな君であろうと、
意識してしまったんだから
仕方ない。
少しずつ、相川君と話しているうちに、
彼のことを思い出してしまって
気付いたら目で追うようになっちゃってて
もうわかんない。
*
＊
君をどうしてあの時振っちゃったのか
わかんない。
黒崎君を気になってた自分にとって
相川君は
ただの友達だったのに。
少しずつ、その環境が変わるのが怖かったんだ。
君が変えようとしてるのが怖かったんだ。
そんなんじゃ、君との関係が壊れる気がして
ネクタイだって、触れる度に
全く綺麗になっていかない彼が
それだけは私に任せてるってことにだって
視線だって
全部気付いてたから。
壊れた君となんて一緒にいられないと思ってたのに。
「どうしよう…」
そっと、唇に触れると
自分の体の体温が上がって
暑くなってくる
「キスしちゃった。」
君が、こんなんで満足して
私から目を逸らすのが嫌だったなんて
こんなの、おかしいよね。
絶対おかしい。
好きなんじゃない？
なんて心の中で誰かが呟く
明日からどんな顔して君に会えばいいかわからない。
自分のことを好きって言ってくる君と面と向かって話すなんて
「どうかしちゃったんだよ、私」
屋上からの階段で顔が紅くなって、このまま教室に戻れそうになくて座り込む
すると、肩にぽんと手が触れた
「仕返しがないって思ってるんだ」
振り返ると、
いつもよりも
ふわふわしたような、
甘い笑みを浮かべて
彼は私の唇に人差し指を当てた
「あんなの、ズルいよ」
隣に座って、私の手を掴んでそう言った彼
やばい。
もう、ヤバイかもしれない。
胸の音が自分の耳によく聞こえて
バレてしまいそうだ。
「真冬君…」
「好き」
私の口は、我慢することを知らない。
恥ずかしくて、顔を彼から逸らす
「もー！僕知らないんだからね！！」
この後、授業をサボったせいで
2人で教室で居残りをすることになった。
これでようやく…
君との、恋を1からスタートだ。
end
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ちょこ - Rmdさん» ありがとうがざいます！ちょうどいい甘さでよかったです！ルスさんエンドも欲しい。。。 (2020年10月30日 0時) (
レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - めろさん» 何度もリピートして、読んでいただきありがとうございました。内容を新しく、更新しましたが、前回の内容はどこかで生かせるようにしていきたいと思っています。コメントありがとうございます(^^) (2020年2月26日 0時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - ちょこさん» 更新が遅くなってしまい申し訳ないです！全部書き直して、更新しました。続きを楽しみにしていただいてたストーリーはまたどこかで使って書いていきます！！ (2020年2月26日 0時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
めろ(プロフ) - とても好きな作品です！何度もリピートしてます更新とても楽しみにしてますね！ (2019年12月19日 16時) (レス) id: 056eaf4126 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 更新が止まってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！(´;ω;｀) (2019年12月12日 22時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rmd | 作成日時：2019年10月18日 23時
