sweet:21 ページ21
*
「ほ、本当に君が黒崎君なんだね…」
そう呟くと、
すごく頬を緩めて
「そーだよ。黒崎光は俺」
「じゃあ、同じクラスの、黒崎君は誰なの?」
私は何を忘れているの?
彼が口を開こうとした瞬間
「Aっ…学校来ないから心配してたけど無事でよかった…」
彼方先輩の背後から
息を切らした男の子の声が聞こえた
彼の名前を呼ぶ前に、
手を縛っていた金属製の何かの鍵をカチャッと外す音がした。
「帰ろうね、家に」
私の体を抱き上げると
「じゃあ、またね」
と階段をそのまま降りていった。
「ま、まって」
「……俺が、相川真冬じゃないって思ってるんでしょ?」
口元に笑みを浮かべながら
彼はそう言った。
「変に記憶を戻すといけないって思ってたけど」
*
「Aが、そう思ってくれて嬉しいなぁ」
____ほら、危ないからぎゅって捕まってて
彼はそう言いながら何処かに歩いていく
彼に言われた通りに首元に手を回して
ギュッとした。
「君が勘づいてる通り、僕は黒崎光じゃないよ」
彼の顔と夜の真っ暗な空が見える
月明かりに照らされて
影になっていて彼の顔はよく見えない
「僕が相川真冬だからね。A」
279人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちょこ - Rmdさん» ありがとうがざいます!ちょうどいい甘さでよかったです!ルスさんエンドも欲しい。。。 (2020年10月30日 0時) (レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - めろさん» 何度もリピートして、読んでいただきありがとうございました。内容を新しく、更新しましたが、前回の内容はどこかで生かせるようにしていきたいと思っています。コメントありがとうございます(^^) (2020年2月26日 0時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - ちょこさん» 更新が遅くなってしまい申し訳ないです!全部書き直して、更新しました。続きを楽しみにしていただいてたストーリーはまたどこかで使って書いていきます!! (2020年2月26日 0時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
めろ(プロフ) - とても好きな作品です!何度もリピートしてます更新とても楽しみにしてますね! (2019年12月19日 16時) (レス) id: 056eaf4126 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2019年12月12日 22時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Rmd | 作成日時:2019年10月18日 23時